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2009年5月30日 (土)

小さい悲しみ

・・・と、言ってしまっていいのかどうか。
どちらも、息子にとっての悲しみ。

ひとつめは、僕と2人でよく行っていたラーメン屋さんが無くなっていたこと。
花を買いに行って気がついた。花屋さんの裏にあったのだ。
息子の大のお気に入りだったし、おばさんも優しかったから、どうしちゃったんだろうと思って、慌ててすっ飛んで、せめて貼紙がないかどうか見に行ったら、16日に、立ち退きを余儀なくされて閉店した旨、小さく書かれていた。息子に教えたら、声がなかった。

ふたつめは、息子が小瓶に4匹飼っていた小エビのうち、1匹だけ「エビス」と名前をつけて可愛がっていたやつが、共食いの犠牲になっていたこと。
あんまりがっかりしているので、息子に勧めて、ピンセットで残った体をつまみ出させてティッシュにくるませて、二人で近くの植え込みまで埋葬してやりに行った。まだ9時頃で、マンションや家々の灯りがいっぱいついていた。
それを眺めながら息子が訥々と曰く、
「道徳の教科書にね、ウチの灯りを見るとあったかい気持ちになるって描いていた人がいたけど、僕はそうは思わないんだ」
「どうしてかな」
「うーん、わかんないんだけどね」
「じゃあ、あったかい気持ちになる人は、どうしてあったかいって思うの?」
「家族がいるから、だってさ」
「じゃあさあ、あんたは、帰って来て、自分で灯りつけて、姉ちゃんやおとうさんが帰ってくるまでひとりでいるだろう? その人とは違うもんね。でも、あったかい、って思うひとが、本当に幸せなのかなあ。おとうさんは、違うと思うよ。家族がいない寂しさも知っているほうが、自分のなかから光を出してあったかくなる力が持てるかもしれないじゃないか。そのほうがずっと幸せだと思うよ。おとうさんは、あんたが自分の中から光を出してるって、分かってるから。大丈夫、そういう人は、みんなから守られるんだ。エビスも、これからずっと、あんたのこと守ってくれるんだよ」
・・・僕に言えた、せめてもの慰め。

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コメント

感受性豊かな思春期の坊ちゃんと,一人二役の愛にあふれたお父さんとのやり取り,感動の涙なくして読めませんでした.

エビスちゃんをとうして、死が終わりでないこと,真実の愛とは、坊ちゃんがが光で出来ていること等を、さりげなく教えているお父さんの息子さんに対する無条件の愛。。。
    (上からのサポートもあったように思います)

素晴らしい光景が目に浮かんできました...

今日一日のスタートが,ホカホカの愛の心ではじめられます.

シェアーをありがとうございます...♪

Babbie。さん

ありがとうございます!
もう2年前のことになりました。
こどもたちが、ひかりをはなつちからをたしかにじぶんのなかにもっていけますように。
いま、それだけを切に祈る日々です。

はじめまして・・・・

【 平曲考(10) 折声、差声、歌 】 でたいへんお世話になっております。 音韻の勉強をしております。 ブログの記事は、一度には理解できませんが、私が知りたい内容が複数あるように思われましたので、ミクシィの日記に転載いたしました。 お許し頂けるでしょうか?

2年半前のこと、お悔み申し上げます。 別離、喪失の体験は年齢によってまたその受け止め方が異なるような感じがしました。 おこたちはよいお父上に恵まれておられますね。

所見のご挨拶とお礼を申し上げます。

あり様、ご丁寧にありがとうございます。
拙い記事ですが、それでご迷惑でなければ。

日記も拝読させて頂きました。
もったいのうございます!

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