映画・テレビ

2013年9月 8日 (日)

『おら、「あまちゃん」が大好きだ!』レポート

「湯浅:『あまちゃん』て、1984年を一方の時代設定にしているけれど、むしろ60年代のクレージーキャッツ、『シャボン玉ホリデー』の匂いがある。あるいは谷啓とザ・スーパーマーケットとかね。今40代の人ってドリフの世代でしょ。そのドリフの病根【ドリフターズって、音楽バンドとしてクレージーより遥かに格落ちでダメだったんですよ。(坪内氏)】みたいなのがあったと思うんだ。ずっとこう引っかかってるもんがあってさ、そこでなんかちょっと堰き止まってる感があったんだけどさ、ここにきてやっと溶け出した感じがする。」(坪内祐三・湯浅学対談「あまちゃん音楽論:宮藤官九郎と大友良英が復活させた東北モダニズム」、扶桑社『おら、「あまちゃん」が大好きだ!』150〜151頁)


「あまちゃん」は、全部ではないのですが最初からよく見ていてハマりました。
ネットで熱狂がどんどん広がって行くのも密かに楽しんでいました。
サトの東北だし。
アキちゃんの東北弁が嘘くさいのに本物だし。
それに最初から夏ばっぱと春子さんがかっけ〜かったし。
その後ミズタク太巻さん梅さんにも惹かれ、鈴鹿さんかわゆと思い今日に至りました。

関西での視聴率は東日本ほどではない、と聞いていましたが、まあコネタ仕込みの関東以北ギャグだから、関東以北人間のおらは別に気にすることはない。・・・でも、関西の星になりたかった能年玲奈さんがアキちゃんとして東日本の星になってしまって、よかったのかなぁ? とだけ心配はしています。

(ひげにハマっているという能年さん・・・)

そして、ドラマの歌がほとんど80年代ネタ、となると、その担い手たちや流行らせた人たちからは、おらはちょっとだけ上の世代で、野次馬するにもついて行き切れないところがある。それはちょっと悔しいのでした。

Amachandaisukiそれが、先月発売された『おら、「あまちゃん」が大好きだ!』をめくって、冒頭に引いた湯浅学さんの話に出会って救われたのでした。

おらはクラシックのアマチュアだけど、クラシックでも同じようなことがあると思っています。ただ、「あまちゃん」の中にクラシックはないので、その話を上乗せはしないでおきます。

なにはともあれ、「あまちゃん」は3.11をバネにして、実世界よりも先に日本を明るくした素晴らしい作品として、僕らがずっと忘れずにいるでしょう。・・・などと、そんな余計なことをおいらがなんぼ綴ったって何の価値も生みませんので、『おら、「あまちゃん」が大好きだ!』の中身をいくつかご紹介して、まだお求めではない方に少しだけお役に立っておきたいと思います。
もう遅いんだけどな。

扶桑社から8月27日に出て、数日後やっと時間があって近所の本屋さんで手に入れたときには、すでに第二刷になっていました。(2013年8月30日初版第1刷発行/2013年8月30日 第2刷発行、と、同日日付になっています! 第1刷が予約で売り切れたからのようです。 http://woman.mynavi.jp/article/130826-093/

・冒頭の「あまちゃん 人物相関図」は1冊で見られるものとしては現在唯一。公式ガイドブックでは前半後半2冊を見なければならないのですから、ありがたい!・・・これから出るDVD・ブルーレイを見るときに必携になるんじゃないかしらん?

・「『あまちゃん』ポスター制作者に聞く」には、青いバックの公式ポスターに合わせて岩手版、登場人物みんなが出て来る故郷編・東京編が載っていて嬉しい!

・巻頭アンケート「おら、『このシーン』が好きだ!」の14人の声にはうなずくことしきり!(甲斐よしひろ/吉田戦車 他)

・青木俊直「本日のあまちゃん絵」傑作選23点は映像なら見尽くさなければならない場面がそれぞれ一目で、「ここだ、これだよ!」と思わず声を上げたくなる!(7月中旬放送分まで。掲載されていない絵、7月後半以降の絵は、こちら https://www.facebook.com/ToshinaoAoki これは実は知りませんでした。素敵です。単発のイラストにも面白いものがあります。)

・木俣冬「週別『あまちゃん』おさらいレビュー」は第16週までの分です。ネットで掲載なさっている(これもおっさんは知りませんでした)ものに加筆してあるとのことで、密度が濃くて唸ってしまいます。ネットでいろんなまとめを読むのも楽しいけれど、木俣さんのこの的確なまとめを手にもって読めるのは最高の宝物を得た気分にさせてくれます。17週目以降はこちらで。 http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20130816/E1376543202437.html?_p=2

・北三陸に俄然行きたくなる巻末カラー「『あまちゃん』北三陸ロケ地巡礼ルポ」(安田理央さん)と、続く青木さんのイラストルポ!!!

この他、勉さんやミズタク、美保純ファンにはたまらないエッセイや対談もあります。

Amazonでもいまんとこ順調に手に入ります。1400円+消費税。
http://www.amazon.co.jp/dp/4594069029/

付:「あまちゃん 歌のアルバム」
試聴できます!
http://www.amazon.co.jp/dp/B00EAC0VN0/
http://t.co/9gR9zHlOVh
Amachansongalbum 潮騒のメモリー(天野春子ヴァージョン)
暦の上ではディセンバー
地元に帰ろう(GMT)
いつでも夢を(橋幸夫と吉永小百合のオリジナル)
南部ダイバー (磯野先生と北三陸高校潜水土木科生徒たち・・・ドラマ中で使うために収録されたものらしく、アキちゃんの声も入っていますし、最後に「カット!」の声も聞こえます)
潮騒のメモリー (太巻デモバージョン)
地元に帰ろう (太巻デモバージョン)
いらないバイク買い取るぞう! (CM)
潮騒のメモリー (お座敷列車バージョン)
南部ダイバー (種市高校フルバージョン)
暦の上ではディセンバー (オリジナル・カラオケ)
地元に帰ろう (オリジナル・カラオケ)
いつでも夢を (1964バージョンカラオケ)
南部ダイバー (カラオケ)
潮騒のメモリー (スナック梨明日カラオケ)

・・・初回封入特典のアメ女シングルCD着せかえジャケット4枚セット , GMT推しメンカラーロゴステッカーがたまらず買ってしまった私でした!

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2009年9月 8日 (火)

9月15日大井さん番組をご覧頂くにあたって

大井浩明さん、BSに登場です!下記リンクをクリック、是非お見逃し無く。
8月5日(BS hi)終了・9月15日(BS2)



大井さんによる「バッハは世間に自分のことをどう思って欲しかったか」・・・クラヴィア練習曲集第1巻から第4巻の連続演奏会(現代日本作曲家の作品をはさみながら)は、9月19-21日に行なわれます。3日通しでのお越しをお薦め致します。

メンデルスゾーンコーア & ハインリッヒ・シュッツ合唱団によるメンデルゾーン『パウロ』演奏会は10月2日、東京カテドラルにて。

増井 一友さんリサイタル(クラシックギター)、11/21(土)東京:近江楽堂 5時開演 、11/28(土)大阪:ザ・フェニックスホール 5時開演です。素晴らしい音色をお楽しみ下さい!

9月15日にBS2で再度放映される、大井浩明さんによる、さまざまなフォルテピアノ(およびクラヴィコード)によるベートーヴェン演奏について、ご覧になる際に承知をしておいて頂きたい、と私が感じた点を述べます。

最初は、少しこまごま綴ったほうがいいのかなあ、と考えてもおりましたが、曲の内容、それに即した楽器の選択については、番組中で大井さんが語り尽くしていますので、結果的に、素人があれこれ加える必要はあるまい、と判断しました。

すると、非常に手短になってしまうのですが、2点だけが必要事項となります。

一点目は、使用楽器と、それが置かれた環境のことです。
企画から収録までの期間が、おそらくあまりなかったのでしょうか、楽器をご用意された業者さん(コレクターさん?)にとって、まずこれは条件が厳しかっただろうと思われます。8月にご覧になった方からは「骨董品を弾いているんじゃないか」という感想も出たようですが、骨董品であっても、楽器の状態をよくよく調整すれば、(「丁寧に触る」という取扱い注意を守らなければなりませんが)名人ではない人が弾いても「真っ当」な音が出せるほどまでにはコンディションはよい状態に戻せます。そこへ戻せるだけの充分が時間がなかったように見受けます。また、テレビ収録用のスタジオというのも、調整不充分な楽器にとっては決して良い環境だとは思えません。
以上はご勘案の上ご覧になるほうが、客観的な目で「絵」をつかむことができますので、是非ご承知置き頂ければと存じます。

二点目は、楽器はともかく、弾き手である大井さんの手元、また、上半身がしっかり映し出される場面では、顔・肩・その延長としての腕に、しっかりご注目頂けたらいいなあ、ということです。
最近もてはやされる日本人ピアニストの多く(他の楽器の演奏家でも、ですが)、弾く時に何故かムンクの絵ほどに顔をデフォルメして、せっかくの美男・美女ぶりを台無しにするかたばかりが目立ちます。・・・いつからそんなことになってしまったのでしょう? これは楽器を演奏する上で決してプラスではありません。
大井さんが仮に顔をムンク調にしたところで、美男ぶりが台無しになる事態は起こりえませんが(ゴメンナサイ!)、とくに彼の顎から下は常に脱力を保っているところには注目して頂きたいものです。肩も、決して力んで持ち上がることがありません。鍵盤を弾く手元の形が常に丸く(大きな手に恵まれていらっしゃる幸いもあるかとは思います)、指先は必ず軟らかなアーチを描いているのもポイントです。
番組をご覧頂けば一目瞭然ですが、時代物の楽器を一同に揃えるとなると、それぞれの楽器で鍵盤の大きさも幅もかなり異なります。
ですが、大井さんの上記のような姿勢は、どの楽器の前でも決して崩れることがありません。
では、奏でる音楽も一様なのかというと、これは・・・楽器の状態が第1点のようであるにもかかわらず・・・曲それぞれの個性を充分引き出しているものとなっています。

くどくなりますが、音楽そのものの個性と、楽器の状態とを、うまく分離して目にし耳にできないと、番組の真価を見落としてしまうことになり、たいへんに惜しいことです。

フォルテピアノ自体に触れることは私たちには大変困難なことではありますが、「楽器にじかに触れる」経験が少しでもおありでしたら、以上のことはご了解頂けるものと信じます。

上記2点を念頭において頂き、有意義で新鮮な「楽器体験」が映像を通じてでもかなりの程度可能であることを、楽しく体験して頂けましたら、この上ない幸いです。

・・・なお、本記事は、特段、大井さんのご了解を得て綴ったものではありませんで、大井さんに
「なんやこれ!」
と仰られてしまえば、何の意味ももたないものになります。

ただ私が感じた通りに綴っただけでですので、そこはご了承下さいね。


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2009年8月28日 (金)

釜山十二華さん、今年も24時間テレビに出演

大宮光陵高等学校管弦楽団第23回定期演奏会は9月5日です!



大井浩明さん、BSに登場です!下記リンクをクリック、是非お見逃し無く。
8月5日(BS hi)終了・9月15日(BS2)

増井 一友さんリサイタル(クラシックギター)、11/21(土)東京:近江楽堂 5時開演 、11/28(土)大阪:ザ・フェニックスホール 5時開演です。素晴らしい音色をお楽しみ下さい!

2年前、旧ブログの方で採り上げさせて頂いた、釜山十二華さんですが、マネージャーさんがたまたま私のブログをご覧になり、今年も24時間テレビにご出演なさる旨をお知らせ下さいました。

マルファン症候群という難病とたたかいながら、呉市でコンサートなどにご活躍のご様子は、ブログで知ることができます。

今年の24時間テレビについては下記のURLをクリック下さい。
http://www.ntv.co.jp/24h/contents/bangumi2009.html

十二華さんのご出演は明8月29日(土)20時〜21時の間の予定です。

2年前、女子フィギュアスケートの安藤美姫選手との共演についてはこちらに綴りました。

http://ken-hongou.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_26e1.html

十二華さん関係のリンクも別に綴っております。マルファン症候群についてはこちらのリンクからご覧下さいませ。

http://ken-hongou.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_52e5.html

2年前・・・家内を亡くして8ヶ月後に綴ったもので、マネージャーさんがコメント下さった時には感慨もひとしおでした。
放映前日のご紹介となって恐縮ですが、ご覧頂けましたら幸いに存じます。

なお、9月18日には東京の浜離宮朝日ホールでコンサートをなさるようですが、そこまではマネージャーさんはお気遣いからかお知らせはなく、ブログを拝読して驚いております。

そちらも、おこしになってみて下さってはいかがでしょうか?


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