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2014年6月14日 (土)

【8月19日〜24日】バッハのワークショップ:東海大の湘南キャンパスで

下記の情報がありましたのでご紹介申し上げます。

バロックダンスの講習から、 ヒストリカル歌唱、管も弦も、 モダン楽器奏者のためのワークショップです。 部分的な参加も可能なのでご相談下さいとのことです。

いい講習会かと存じます。ふるってご参加下さいませ!


詳しくはこちらのPDFをご覧下さい。
講師陣の紹介、受講に当たっての注意点等が記載されていますので、ご興味のあるかたは必ずお読み下さい。
Bachlec.pdf
http://www.shc.u-tokai.ac.jp/music/wp-content/uploads/sites/6/2014/05/%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7.pdf


米国ニューヨーク市立大学クイーズ校アーロン・コープランド音楽院で
2011 年より好評開催の夏期講習会

同講師陣と世界的バッハピアニスト:ユアン・シェン氏、リコーダー:エヴァ・レジェーヌ氏を加え日本で開催

主催:CUNYコープランド音楽院バッハ講習会日本実行委員会
協力:東海大学
日程:2014年8月19日(火)〜24日(日) 6日
場所:東海大学湘南校舎10号館
Tokaishonan
     小田急小田原線東海大学前駅下車徒歩15分
     神奈中バス5分、駐車場有
   http://www.u-tokai.ac.jp/info/traffic_map/

【お申し込み、お問い合わせ先】
E-mail : bach-ws@ml.tokai-u.jp
住所:〒259-1292神奈川県平塚市北金目4-1-1
        東海大学教養学部芸術学科音楽学研究室 二宮 洋 宛

内容:詳細はPDF参照
(コープランド音楽院古楽鍵盤楽器担当の牧真之講師が伴奏や通訳を行います。)

モダン奏者対象のバロック・ダンス実習を含めた J.S.Bach 再考がテーマ
Workshop at Tokai University “Rethinking Bach”
ピアノ、 声楽、 ヴァイオリン/ヴィオラ、 チェロ/ヴィオラ・ダ・ガンバ/コントラバス、 リコーダー/フルート & バロック・ダンス

19日(火) 歓迎式とガイダンス・室内楽の打ち合わせ
20日(水) 第1回個別レッスンと講習+講師コンサート
21日(木) 第2回個別レッスンと講習+講師コンサート
22日(金) 第3回個別レッスンと講習と第1回室内楽実習
23日(土) 第4回個別レッスンと講習と第2回室内楽実習
24日(日) 演奏会発表と閉会式レセプション

募集要項:
5実技(ピアノは2クラス)各 6 名(リコーダーのみ8名まで)
バロック・ダンス12 名まで募集。

【全参加希望】
1)メールまたは郵送にて、2014年7月5日(土)までに
2)参加費等:申込と同時に1万円下記指定口座振込<手数料自己負担>残金初日徴収。
参加費:60,000円
宿泊大学施設利用
(4~6名共同、19~24 日 5 泊、空調・シャワー有、食事無・学食等利用):7,408円

【レッスンのみ希望】
(各実技 2 名程度受け入れ、ただし室内楽参加と 24 日演奏会出演はできません。)
1)メールまたは郵送にて2014年7月5日(土)までに
2)参加費:48,000円/全4回
(20、21 日コンサート鑑賞含)
(事前後練習不可の場合もあります。)
(定員空きがある場合は1回単位 15,000 円で可能となりますが、仮予約で申込締め切り後に可否決定となります。)

指定振込口座
 ゆうちょ銀行/店番028/普通預金/口座番号8679528
 「バッハ講習会日本実行委員会」

◎コンサートのみご希望の場合は、氏名、連絡先、両単別等を知らせて予約。 20、21 両日:5,000円 単日:各3,000円
(20 日は会場の都合上、定員制となります。)
最終日 24 日に会場近隣のホールにて演奏発表会を開催
演奏会発表と独奏選抜者への奨学金給付: 2万円の奨学金が給付


【詳細スケジュール】

19日(火):
歓迎式とガイダンス 14:00~15:00
 15:30~17:00 室内楽希望者打ち合わせ

20日(水):講習とコンサート 9:00~19:30
 9:00~10:30 第1回個別レッスン(45分/1名、全4回)
       (バロック・ダンスはグループレッスン午前午後計4時間半/全4回)
 10:40~11:40 講義「バッハ演奏再考 基本的原則と演奏例」
        レイモンド・エリクソン教授(鍵盤奏者)
 11:50~12:50 音楽家のためのバロック・ダンス実習
        指導 ドロシー・オルソン教授(バロック・ダンス舞踏家)
 14:00~17:00 第1回個別レッスン
 18:30~19:30 コンサート
       ピアニスト:ユアン・シェン氏によるバッハ演奏
        (東海大学スタジオ・ソナーレ)

21日(木):講習とコンサート9:00~19:30
 9:00~10:30 第2回個別レッスン
 10:40~11:40 講義「バッハにおける歌唱法」
        サリー・サンフォード教授(ソプラノ声楽家)
 11:50~12:50 音楽家のためのバロック・ダンス実習
 14:00~17:00 第2回個別レッスン
 18:30~19:30 講師陣によるコンサート
       「シャコンヌとパッサカリア 演奏とダンス」(東海大学松前記念館)

22日(金):講習と室内楽実習 9:00~19:00
 9:00~10:30 第3回個別レッスン
 10:40~11:40 講義「楽譜から読み取る運弓法と弓による表現法」
       ジャネット・パッカー教授(ヴァオリニスト)
       ブレント・ウィシック教授(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者)
       (弦受講者にはバッロク弓の貸し出しも有)
        11:50~12:50 音楽家のためのバロック・ダンス実習  
 14:00~17:00 第3回個別レッスン
 17:30~19:00 第1回室内楽実習(声楽ソロ・アリア含)
        指導各講師陣(45分/5クラス各2グループ、全2回)

23日(土):講習と室内楽実習 9:00~19:00
 9:00~10:30 第4回個別レッスン
 10:40~11:40 講義「リズムの解釈と演奏表現」
        エヴァ・レジェーヌ氏(リコーダー奏者・インディアナ大学元教授)
 11:50~12:50 バロック・ダンス実習
 14:00~17:00 第4回個別レッスン
 17:30~19:00 第2回室内楽実習

24日(日):演奏会と閉会式レセプション 9:30~20:00
 9:30現地集合
 10:00~13:00リハーサル
 開場13:30 開演14:00~16:00 (近隣ホール予定、市民へ一般公開)
 18:00~20:00 閉会式レセプション(東海大学内会場にて)
       (個別レッスンのみの参加者もご出席頂けます。)

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2013年10月 6日 (日)

【togetter】三善晃さん逝去

綴りきれるものではありません。
いろんなかたがツイッタでつぶやかれているのをまとめておくのがいいかな、と思いましたので、昨晩togetterで作成しました。

こちら。

http://togetter.com/li/573150

おおむね
・訃報の記事へのリンク
・曲へのリンク
・玄人さんから素人さんまでの感慨やお悔やみの言葉
という並びにしましたが、いりまじっています。

ここへはディスクユニオン吉祥寺クラシック館さんがTLに乗せた訃報、朝日新聞webからの引用を掲載するのみと致します。

【音楽家訃報】三善 晃(みよし・あきら)氏 (東京出身の作曲家)  10月4日死去、80歳。数々のオーケストラ作品で六度に渡り尾高賞を受賞。また、合唱や吹奏楽の分野にも広く知られる作品をのこした。2001年、文化 功労者。永らく桐朋音大学長を務めた。ご冥福をお祈り致します。

《波のアラベスク》



朝日新聞webから
http://www.asahi.com/obituaries/update/1005/TKY201310050083.html

管弦楽や合唱の伝統的な表現に新たな地平を開き、国内外に大きな影響を与えた作曲家で文化功労者の三善晃(みよし・あきら)さんが4日、心不全のため東京都内で死去した。80歳だった。葬儀は家族のみで営まれた。喪主は妻由紀子さん。兄は元東京音楽大学長で音楽評論家の三善清達(きよたつ)さん。後日お別れの会を開く予定。

トピックス「三善晃さん」

1933年東京生まれ。東京大仏文科在学中の54年に優れた作曲に贈られる尾高賞を受賞。翌年からパリ音楽院に留学し、巨匠アンリ・デュティユーの作風に傾倒。57年に帰国して復学すると同時に管弦楽、歌曲、室内楽など幅広い分野で創作活動を開始した。

 代表作に管弦楽曲「交響的変容」「交響三章」、合唱曲「三つの抒情(じょじょう)」「地球へのバラード」、ピアノ曲「アン・ヴェール」など。原爆投下の日付をモチーフに管弦楽曲「夏の散乱」を作曲。2000年には初のオペラ「遠い帆」でサントリー音楽賞を受賞した。

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2012年2月25日 (土)

カンツォーネ・ナポレターナ マスタークラス(東京イタリア文化会館にて:青木純さん)

東京イタリア文化会館は、イタリア外務省の機関です。

こちらで、カンツォーネの第一人者、青木純さんが、

<カンツォーネ・ナポレターナ・マスタークラス>

という講座を担当されることとなりましたので、ご案内申し上げます。

青木さんは標準的なイタリア語だけでなく、ある意味まったく別物とも言えるナポリ方言にも通暁していらっしゃり、イタリアのかたたちも兼ねてからそれを高くご評価なさっていて、そんな経緯から実現した講座かと推察しております。

原語と青木さんの訳詞でと両方で歌う予定です。
第1期は4月から6月までの6回。
不定期金曜日の16:10から17:40まで。受講料6回で18000円。

イタリア文化会館 東京
〒102-0074
東京都千代田区九段南2-1-30  
Tel:03-3264-6011
Fax:03-3262-0853
e-mail: iictokyo★esteri.it

(メールは★をアットマークに置き換えて下さい。)

以下に引用します、青木さんのメッセージをご覧になって下さい。

大変に実り多いご成果を得て頂ける内容であることがご理解頂けると存じます。

<公式ページのメッセージ>
http://www.iictokyo.com/culturali/labo/cn1.html
イタリアでは広く愛されていながら日本で余り歌われることのないカンツォーネ・ナポレターナの名曲を歌います。講師の経験上「日本人がなぜこんな歌を歌えるのか?!」とイタリア人が驚くような曲ばかりです。

<青木さんが某所に記されていたメッセージ>

マスタークラスとは銘打ってありますが、余り難しい事ではなく、プロでもアマチュアでも、ソロでも合唱でも、ともかくイタリア語で歌った経験があればOKです。つまりイチから楽譜の読み方や、イタリア語の発音を教えることはしませんよ!というくらいのことです。
ただし誰もが良く知っているようなポピュラーなカンツォーネは取り上げず、日本では余り知られていない、歌われていない、それでも本当に美しい 珠玉の歌を取り上げます。ナポリでですら今や聴くことが難しくなっている歌とか、ナポリ人が「どうして日本人がこんな歌を歌える(知っている)の?!」と 驚くような歌ばかりです。

・・・是非ご参加の上、ご堪能下さいね!

Institutoitalianoaccessmap

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2010年11月26日 (金)

仙台市立東四郎丸小学校×片岡祐介さん「ひみつの音楽会」

ベートーヴェン「第九」ファクシミリ、アカデミア・ミュージックで特価販売中。入手のチャンスです!



見落としていましたが、野村誠さんとおふたりで、楽しいご本

「即興演奏ってどうやるの」

「音楽ってどうやるの」

を共著なさった片岡祐介さん(黄色い「あいのてさん」)が、いま、宮城県仙台市の小学校でワークショップをなさっています。

【ワークショップ】仙台市立東四郎丸小学校×片岡祐介さん「ひみつの音楽会」

http://artists-children.net/information/2010/10/post-9.html

上記記事から、一部抜粋します。

音楽家の片岡祐介氏が仙台市市立東四郎丸小学校を訪問し、五線譜から解き放たれた方法で、自分に向き合いながら音楽づくりに挑戦し、5年生全員での音楽会を開くワークショップを行います。

問い合わせ先
トヨタ子どもとアーティストの出会い仙台・宮城実行委員会:吉川由美
〒980-0874 仙台市青葉区角五郎1-8-7-505
電子メール:daha-yy★kk.iij4u.or.jp(★はアットマークに置き換えて下さい。)
電話   :090-3123-0956

片岡さんと子供たちが26日におこなったワークショップについてのツイートは、こちらにまとめさせて頂きました。

http://togetter.com/li/72899

■2010年11月25日(木)~30日(火)4回実施
■発表会  2010年11月30日(火)13:30~14:15授業参観日
■会場 仙台市立東四郎丸小学校

です。仙台のかた、お問い合わせの上、お出掛けになってみてはいかがでしょうか?

なお、上掲の本については、以前記事を綴りましたので、参考までにお読み頂ければ幸いに存じます。

(1)(2)(3)(了)

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2010年4月11日 (日)

井上ひさし氏逝去

ご冥福をお祈り致します。享年75歳の由。

朝日新聞web http://www.asahi.com/obituaries/update/0411/TKY201004110009.html 4時6分

毎日新聞web、産経ニュース 現時点で見つけていません。後者はすでに上がっているはずなのですが。

戯曲は新作を覗き全集出版されていますね。いま、これだけ「ウケる」戯曲、客席の目のほうを大事にした戯曲を書く日本人は皆無ではないかと思います。

小説もずいぶん読ませて頂きました。愉快な傑作が多いですが、「四十一番の少年」のような暗い作品も忘れ難いものがあります。

思想、とくに晩年のものには(「ひょっこりひょうたん島」あの世説)私自身は共感出来ない・・・本当でも黙っておけばいいのに、と感じたりして・・・部分も少なくありませんでしたが、それでも作品は大好きでした。

宮沢賢治、樋口一葉、太宰治を巧みに紹介した本(戯曲執筆時の材料をいかしたものですね)や、フランス座の往時をまとめた本も、有り難いご著作です。

子供時代はお母様がご苦労なさって、仙台の施設に預けられての中学・高校時代でしたが、中学時代から同窓者の注目を集める秀才でいらしたとうかがっております。
高校時代の井上さんたちのマドンナが若尾文子さんだったという逸話も、「青葉繁れる」以前から仙台ではよく知られた話でした。仙台で育ちましたので、懐かしく思いだします。

肺がんとの闘病、お疲れさまでした。

以下は、Yahooニュースに引かれた産經新聞の記事の転載です。



小説「吉里吉里人」やNHKの連続人形劇「ひょっこりひょうたん島」の台本のほか、戯曲やエッセーなど多彩な分野で活躍した作家の井上ひさし(いのうえ・ひさし、本名・●=ひさし)さんが9日夜、死去した。75歳だった。葬儀・告別式は近親者で行い、後日お別れの会を開く予定。

家族によると、昨年10月末に肺がんと診断され、11月から抗がん剤治療を受けていたという。

井上さんは昭和9年、山形県生まれ。上智大在学中から浅草のストリップ劇場「フランス座」文芸部に所属し、台本を書き始めた。39年からは、5年間続いた「ひょっこりひょうたん島」の台本を童話、放送作家の山元護久とともに執筆、一躍人気を集めた。

44年、戯曲「日本人のへそ」を発表して演劇界デビュー。47年に「道元の冒険」で岸田戯曲賞を受賞して、劇作家としての地位を確立した。奇想と批判精神に満ちた喜劇や評伝劇などで劇場をわかせ、59年には自身の戯曲のみを上演する劇団「こまつ座」の旗揚げ公演を行った。

小説家としても、47年に江戸戯作者群像を軽妙なタッチで描いた小説「手鎖心中」で直木賞を受賞。絶妙な言葉遊び、ユーモアたっぷりの作風で多くの読者に支持され、エッセーの名手としても知られた。自他ともに認める遅筆で、台本が間に合わず公演が延期となることなどから、「遅筆堂」と自称していた。

一方、戦争責任問題を創作のテーマに掲げ、東京裁判や原爆を主題にした作品も数多く発表。平成15年から19年にかけて日本ペンクラブ会長を務め、16年には護憲を訴える「九条の会」を作家の大江健三郎さんらとともに設立した。

戯曲「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞と読売文学賞(戯曲部門)、「吉里吉里人」で日本SF大賞、読売文学賞(小説部門)。小説「腹鼓記」「不忠臣蔵」で吉川英治文学賞、「東京セブンローズ」で菊池寛賞など受賞多数。16年に文化功労者、21年に日本芸術院会員に選ばれた。

●=マダレに「夏」

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2010年1月31日 (日)

すてきな青春でした! 大宮光陵高等学校音楽科第22回卒業演奏会

maroandoco.jpg

コンサート「麿と素敵で愉快な音楽家さん」は2月7日、新宿オペラシティ内の近江楽堂で。顔ぶれも本格派、曲目も魅力的です。是非お出かけ下さい。画像クリックでご案内記事をご覧頂けます。



日本で本場のカンツォーネを聴かせて下さることにかけてこれ以上の方はいらっしゃらない、青木純さんの「おすし de イタリア」は、3月12日です。
oguraooi.jpgご予約はお早めに!

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2台のピアノによる「モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会」(東京3月18日:小倉貴久子さんと大井浩明さん、京都4月3日・4日:河野美砂子さんと大井浩明さん)詳しくは記事中のリンク先をご覧下さい。バナーをクリックすると大井浩明氏のブログ記事を閲覧出来ます。
2月27日の「松下眞一追悼個展」(於:京都)他、今年も瞠目の企画が豊富におありのようです。



昨1月30日、埼玉県さいたま市の「彩の国さいたま芸術劇場」音楽ホールで行なわれた、埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科のみなさんの「卒業演奏会」、39名のかたの演奏を、恐縮ながら所用の関係上、全部は拝聴できず、最後のほうだけこっそり聞かせて頂いて参りました。
安心して拝聴できる演奏ばかりで、日頃のご本人のご努力はもちろん、先生方の思いやりにあふれるご指導が見事に結晶なさっていて、脱帽でした。

素人でえーかげんなオッサンの私が申し上げるのは僭越ですが、ご卒業なさる皆様は、この先まだ数年のさらなる勉強を重ね、そのうえで職業としての音楽を続けて行かれるかたが圧倒的多数でいらっしゃることと存じます。
いい高校、いい先生方に巡り会えて、みなさん、お幸せでした。
そのお幸せが、次の勉強の場で、さらなる幸福な出会いを産み、皆様の感性がいっそう磨かれ、生涯を・・・本当はあまり観念的になるのは憚られる思いもあるのですが、敢えて押さえずに申し上げますと・・・「ほんとうの音楽のこころ」と出会い続けることに賭けていかれ、ひとりでもおおくのお客様に愛される演奏家さん・作曲/編曲家さん、一人でも多くの生徒を愛せる懐の深く広い先生になって行って下さることを、切にお祈り申し上げます次第です。

聴きにいらしていた中に面白いおじいさんがおられて、たまたま私に話しかけてこられました。地元のかたのようでした。

「やー、あたしゃね、いつもね、上野の奏楽堂にね、聞きに行ってるんですわ。なんぼお金が高くても500円ですからねえ、アハハア! いやだけど、近くでこういうのやってもらえて、しかも高校生でみんなこんなにすんばらしいなんて、ほんと、すんばらしい! 楽しかったですよお!」

(^^;


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2010年1月13日 (水)

オトマール・スウィトナー氏死去(ドイツ・指揮者)

コンサート「麿と素敵で愉快な音楽家さん」は2月7日、新宿オペラシティ内の近江楽堂で。顔ぶれも曲目も魅力的です。是非お出かけ下さい。



アマチュアオーケストラ、東京ムジークフローの特別演奏会は1月17日です。入場無料。

続けてご紹介したいコンサートは連続もの、かつ2つのエリアで行なわれますので、改めてご紹介します。

JIROさんからの情報で、ニュースを探しました。
N響に頻繁に来日している頃、白黒テレビでその映像をよく拝見していました。
学生時代には、彼の指揮したシュターツカペレ・ドレスデンのモーツァルト交響曲(ハフナー・リンツ・プラハ)の演奏(録音)のあまりの素晴らしさに思わずひっくり返ってしまったことがあります。

あまり詳しいものがありませんし、例によって似たり寄ったりですので、asahi.comのものを引用させて頂きます。

<N響名誉指揮者、オトマール・スウィトナーさん死去>

2010年1月12日10時2分
 オトマール・スウィトナーさん(オーストリアの指揮者)が11日のDPA通信によると、8日、ベルリンで死去、87歳。(注:YOMIURI ONLINEによれば、ベルリン国立歌劇場が11日、発表)

 インスブルック生まれ。1960年に東独のドレスデン国立歌劇場(現ドイツ・ザクセン州立歌劇場)の音楽監督に就任。64年から90年まで(注:YOMIURI ONLINEによれば91年まで)ベルリン国立歌劇場で音楽監督を務めた。73年からNHK交響楽団の名誉指揮者。(時事)

    ◇

 名匠クレメンス・クラウスに師事。モーツァルトやブラームス、ブルックナーなどの名演で知られた。71年初来日。80年代はベルリン国立歌劇場管弦楽団などを率い、ほぼ毎年のように来日したが、90年代に体調を崩し、演奏活動から遠ざかっていた。


HMVの、スウィトナー氏指揮のディスク一覧はこちらです。

謹んでお悔やみ申し上げます。



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2009年12月14日 (月)

文化の大切さを見直す:19世紀初頭ウィーン、オーケストラ事情と対比して

昨日覗き見た「音楽都市ウィーン」からの、もうひとつ興味深い事実です。

なぜこれも採り上げておきたいか、には、いま日本のオーケストラがおかれている位置と対比してご覧頂きたいからです。

自分は政治的人間でも、そうしたことに識見のある輩でもありませんから、あまり多く言辞を弄するつもりはありません。
とにかく、「政党」に偏する政治も、日本の場合は誰が成り代わっても所詮は低レベルで、寡頭政治と何の変わりもない・・・どんな「主義」を標榜なさろうが、担い手の如何で本質が変化することはない・・・ということには、長いこと失望を味わっております。ならば、世の中のことには「イエスマン」で過ごしていくのが一番だろう、というのが私の処世術でもございます。
「仕分け」と称する作業は、今回野党に転落した某政党のかたも興味本位でご覧になっていらしたようですし、政権党への反対者たちも、政治屋さんである限り、おしなべて「それなりに高い評価」をなさっているようです。が、あんなのは古代ギリシアの歴史に照らし合わせたって、衆愚政治以外のなにものでもなく、ファシズムやソヴェト式独裁の時代と比べたって恐怖政治以外の萌芽のなにものでもない。あの非礼な質問態度は、慢性的な赤字を抱える国家運営のツケをどこへまわそうか、ということだけに獣のような目線を注いだ「軍事的裁判」に他なりません。国民にいいところを見せようとカッコをつけるのはやめていただきたいと思います。コストダウンの必要性は、どこで働いている誰も彼もが感じていることではあるのです。根底に優しさがない限り、そうした人々の切実な思いがどうして汲み取れるというのでしょうか?

ここ十年来制定されてきた様々な法令も、良心的に働く人々の首を暗にぎゅうぎゅうと絞めていく一方です。
「なんの権利があって、あなたがたはそういう立法をなさるのか?」
と問いたい気持ちは山々です。
(「個人情報保護法」なんていうものは、良心的に働く人たちに、果たしてどれだけ貢献したと言えるのでしょう? 亡妻は教員でしたが、いまだに、どこかから違法に名簿を入手したのであろう業者からの電話が絶えません。一方で、もともと私どもの個人情報を丁重に扱って下さった業者さんが、私の頼みたい用事を果たすにもほうが妨げとなって不自由するケースがあったりしますし、支障なく話を進めるために面倒な手続きが必要になって腹立たしくなったりすることも増えました。罰すべき対象に照準が合っていないと言えます。)

ですが、この記事に政治的なコメントを頂くことは本意ではありませんし、最初に申し上げましたように、私は世の中の運営というものに対して甚だ音痴です。音楽も音痴かもしれません。ですが、世間音痴で味合わされた最大の苦しみは、私の家内を公立病院の稚拙な(ずさん、とは申し上げません)医療で失い、そのあと何の救済も受けられなかったことでして、これは世間音痴ゆえに私自身が責任を負うしか他にないということは重々承知をしているつもりでございます。

(ちなみに、NHKの世論調査では、事業仕分けを「あまり評価しない」人は18%、「殆ど評価しない」は4%とのことです。評価している方のほうが多いのです。追記しておきます。)

まあ、少しは優しい立法、優しい中央行政をなさって頂けますよう祈るのみです。
出先機関のかたがたは、おおむね大変にご親切なのですから。これは心底思います。接したどなたも、最大限をなさろうと努めて下さいました。これにはいつまでも感謝の思いでいっぱいです。



・・・皮肉につづってしまって本記事を始めることには遺憾の思いもありますが、取り上げる時代のウィーンの状況が似ていますので、対比上よろしいかと思いますから、このまま参りましょう。

オーケストラを維持する、というのは、その規模の大きさ(小さくても十数名から、19世紀前半のウィーンでの管弦楽作品に要した人数は30名を超える程度)から見ても、財政的に非常に難しそうなのは、想像がつくところです。いや、それだけではなく、文化活動に対する出資者を失うことは、元となる音楽を創造する人たちの経済をもかなり圧迫することになりました。
ウィーンの19世紀初頭は、フランス革命と、続いて一貫して起こったナポレオン戦役により、勝った側のフランス以外の国にも大きな財政的ダメージを与えました。
ウィーンは、損害を被った貴族が最も多い都市だったかもしれません。というのも、こんにちなおそうであるように、この都市は、この当時で言えばナポレオンの侵略戦争の地となったボヘミア地方やロシアとの接点を多く持ちましたので、貴族たちの財源ともなっていたこれらの地域が受けた痛手がそのまま彼らの生活の足場を揺るがせたからです。
ヨーゼフ・ハイドンを抱えていたエステルハージ家のオーケストラも解散に追いやられた団体のひとつです。
個人としてはベートーヴェンの庇護者であったリヒノフスキーやラズモフスキーも凋落して事実上貴族の抱えるオーケストラは消滅、そのサロンも(メッテルニヒのものを除けば)崩壊して、ベートーヴェンという個人も晩年の生活保証が得られないとの心配をかかえたことは、彼の伝記がおしなべて語っているところです。

代わってオーケストラ活動の表舞台に登場してきたのが、楽友協会です。
この団体は、しかし、現在のウィーン・フィルにまで大成するには、なお多大の時間を要しました。
メッテルニヒ体制化での活動では、楽友協会のオーケストラはプロとアマチュアの混成部隊であり、演奏会前の練習回数もせいぜい1回から3回で、難曲をこなすなんてとんでもない話でした。

ウィーンで中産階級と呼ばれる人たちの年間生活費が1786年に464フローリン(内食費180フローリン、以下括弧内同じ)、1793年に775フローリン(365)、1804年に967フローリン(500)と、フランス革命の年を挟んで倍増(工場労働者は19世紀中葉でも300フローリン以下、日雇いで稼ぎのいい者で700フローリン弱、ベートーヴェンの女中が120フローリン、貴族家庭の料理人が400フローリン、海軍大尉で860フローリン、陸軍は少佐で950フローリン)して行ったのに対し、オーケストラメンバーに渡される給与は30名程度の規模でも総額15,000フローリン(1815-37年頃のプロの中堅ヴァイオリン奏者の年収が800フローリン、その他の楽器の奏者の場合は240-480フローリンであったとのデータが掲載されていますので、仮にヴァイオリン以外の奏者の給金がヴァイオリン奏者の半額だったとすれば、これくらいの額であり、しかもオーケストラの殆どの団員はそれだけでは生活出来なかっただろうこともうかがわれます)。
演目がオペラである場合・・・当時は器楽の演奏会よりはこちらのほうが一般的だったでしょう・・・、主演級の歌手には4,000フローリンを超える額が年俸として支給され、楽長が2,000フローリン、副楽長が1,000フローリン程度支給されたのですから、4名の主演級歌手がいると想定すると、人件費だけで32,000フローリンのイニシャルコストがかかったことになります(計算の簡単のため1回につき8,000フローリンとしてしまいましょう、かつその他の歌手や合唱の存在を考えればこれでもだいぶ安すぎる見積額だということは承知をしておきましょう・・・舞台装置は考えていません)。

一方で、オーケストラが活動する会場や楽譜・照明などの費用は、楽友協会の定例会の例では年間1,000フローリン(演奏会4回なので、1回につき250フローリン、ベートーヴェンの事例では、1824年の第九初演の際、ケルントナートーア劇場とそのオーケストラを使用するのに1回だけで1,000フローリンの出費をしています)でした。収益0でも稼がなければならないのは33,000フローリンということになります。収容人員については読み落としをしているのか情報を見つけておりませんが、パッと見たところの入場料の平均は1.5フローリン程度ですから、5,300人以上の聴衆(観客)を得なければならなかったことになります。平土間に席も設けていなければ可能な人数ではありましょうが、劇場の強度を想像すると、じつに恐ろしい人数です(おそらく、大きな劇場でもこの半分も収容出来なかったでしょう)。楽友協会の定期的なものに限定しなければ年間100を超える演奏会があったようですから、ここまで極端でなくても食い扶持は何とか稼げたのかも知れませんが、音楽家の絶対人数、それぞれの人が100回のうち何回に参加出来たかが分からないと何とも言えません。ただし、会場の収容人員を1,000人と見れば、ひとりのオーケストラ奏者が団の維持に貢献するためには最低年間20回の演奏会でペイ出来なければならなかったのだとは言えます。ほぼ半月に2回の頻度です。年俸が前述の通りの低さでは、インフレの激しい中でオーケストラ活動にこれだけの時間を費やすことは、まだ地域的な縛りが強かった時代であることを勘案すると、かなりキツいはなしだったのではないかと思われます。彼らはオーケストラ活動の他になお400-600フローリンは稼がないと、「フツウの生活」を送れなかったのですから。事例では、もっと低い給与水準(200フローリン台)にあった40代の団員が解雇後の復職を求めているものがあげられています。

そうした環境下、この他に当然広告費などもかかったのですから、現実にあったことなのですが、演奏会を組織する立場としては、演奏者のコスト削減をどうしても考えざるを得ず、それがプロとアマチュアの混成部隊の編制に繋がったものと思われます。その結果、演奏会では難曲を採り上げることが非常に困難であったのだ、と、「音楽都市ウィーン」では述べられています。
文化を守る人々は、生活の苦しさと常に背中合わせだったわけです。



以上、オーケストラに関してばかりつづりましたが、同じ話でいけば、戦後の日本のオーケストラも財政的に紆余曲折を繰り返してきたことはご承知のとおりです。
これらオーケストラは、地域の要請で成立してきたものが多いにもかかわらず、作られた割には客寄せもままならないで苦しい財政を強いられ、助成金を大きな柱にしてなんとか踏ん張ってきたのでして、その割合は前に記事にしたことがありますし、大阪センチュリーの話題も取り上げたことがあります。

そうしたなかで、なんといっても記憶から消えないのは、小澤征爾さんが懸命になって新日本フィルを支えた姿です。
彼の音楽作りがどうのこうの、という表面的なことを云々する以前に、楽団を守り、文化を守ろうとしたその姿勢の真摯さは、まだろくに社会というものを知らなかった十代前半の私にも、非常に鮮烈に映りました。あれは、厳しい中でなんとかオーケストラが自立していかなければならないんだ、という使命感をも併せ持っていましたし、こういう情勢下では、各プロオーケストラもその原点を見つめなおす必要があることは確かです。

その小澤さんが政治家の小沢さんの元に苦情を述べに行ったニュースは、すでにご存知でしょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000141-mai-pol

記事によってはもう少し過激な文のものもありますが、毎日新聞社のものを転載します。

2月9日21時49分配信 毎日新聞
指揮者の小澤征爾氏が9日、国会内で民主党の小沢一郎幹事長と会い、来年度予算編成に向け、資金不足に苦しむ日本の民間オーケストラへの支援を要請した。小澤氏は財団法人の一部オーケストラについて、省庁OBの天下りで人件費がかさんでいる現状を説明。「財団法人の無駄を削らず、貧乏な民間オーケストラにしわ寄せがいくのは無理がある」と見直しを求めた。
「ダブルオザワ」会談では、小沢幹事長が「私は評判の悪いほうだけど」と切り出すと、小澤氏も「僕も音楽界では嫌われているから同じ」と笑顔で応じる一幕もあった。同じ名前で以前から小沢幹事長に興味があったという小澤氏は「官僚システムを変えるのは、政治が変わったいまがチャンス」とエールを送った。



文化に対する多くの無理解は、別段オーケストラに対するものに限られてはいません。
伝統文化でも、いまでこそなんとか成り立っている能・文楽・歌舞伎のいずれも、明治期の社会体制の変化の中で一方ならぬ苦労を強いられてきました。そうした歴史をもういちど、私たちは紐解くべきです。
小さな村のお囃子は努力をしてもしても過疎で滅び、伝統工芸には、利益中心に組み立てられてしまった産業構造の中で十分な収益を得られないために消え去ったものが多々あります。

それらへの目配せも、私たちが私たちの「文化」を考え直す上で非常に大事であることはいうまでもありません。

こんなバカな国が「先進国」だなんて名乗っているのは・・・アジアでも日本くらいのものではないでしょうか? 実態はアジア随一の非文化国家に成り下がろうとしているとしか思えません。

文部科学省の意見募集の頁はこちら。文科省さまの良識を信頼したいと存じます!
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm

なお、広島交響楽団でも意見募集をしていますが、締め切りが明日12月15日です。
http://hirokyo.or.jp/

お名前は伏せますが、情報ののリンク先は、今回の事態に危惧の念を抱いていらっしゃるかたからの情報によるものです。心から感謝申し上げます。

なお、メジャーな伝統文化関係の本としては、その歴史的な時間軸での取扱われ方の変遷をみるには

ドナルド・キーン「能・文楽・歌舞伎 (講談社学術文庫) 」

郡司 正勝「かぶき入門 (岩波現代文庫)」

をお薦め致します。

民間伝承文化や工芸については、その引き継がれて来た背景まで覗かせてくれる好著は、いまのところ手にしたことがありません。お薦めをお待ち申し上げております。



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2009年7月18日 (土)

迫る! 阿部×大井:若き天才作曲家が世に問うた「作品1」

Yamatouchiharu蓮見岳人・阿部千春デュオリサイタル
(バロックリュート&バロックヴァイオリン、ケルン在住)、是非お出掛け下さい。
千歳(7月12日、終了)・天理(7月18日)・京都(7月19日)・名古屋(7月21日)静岡(7月22日)・東京(7月23日)です。
総合連絡先:スパティウム・ハルモニエ(電話050-5539-8845、mail:duo@angel.nifty.jp
HP:http://abe.hasumi.de/
会場情報をリンクしたご紹介記事:http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-c067.html


〜若き天才作曲家が世に問うた「作品1」〜
《モーツァルト:パリ・ソナタ集 作品1(全六曲)K.301-306》
(護国寺:同仁キリスト教会にて、18時開演)はリンク先(←ここをクリック!)、この演奏会への私の期待については「サヨナラ『古楽』」をご覧下さい。
連絡先:オフィス・アドック(電話:050-5532-5562、mail:office.adhoc@gmail.com
blog:http://ooipiano.exblog.jp/11686543/
吉田美里さんヴァイオリンリサイタル
・7月25日(土)ペンション・モーツァルト (山中湖) 残あり。
※8月22日(土)14:30〜  荻窪:衎芸館(かんげいかん)・・・は満席となりましたそうです!
プログラム等は、こちらをご参照下さい。
蓮見さん阿部さんのツアーが7月18日より開始されましたことは、昨日お知らせした通りです。

もうひとつの「お楽しみ」である、阿部さんと大井浩明さん(8月にBS hiに出られます!)によるモーツァルトの「パリ・ソナタ集」全6曲(作品1)演奏会も、7月25日(土)と、1週間後に迫りましたので、再びお知らせ申し上げます。

関連する余計なことはいくつかデタラメを綴って記事にしました。(作品そのものについてのデタラメ記事は、この演奏会のことを知るはるか以前に綴っておりましたが、読み返すとお恥ずかしい限りです。)
大井さんのフォルテピアノ演奏録音に対する私の感想も過去に綴っておりますが、まさか、過去に私が鮮やかな印象を与えられたコルボ指揮「ロ短調ミサ」(バッハ)日本公演でサブコンマスを勤めた阿部さんとの顔合わせが実現するとは想像もしておりませんでしたので、いまからワクワクしております。

文字で案内をご覧になりたい場合は、上に列挙したリンクからたどって頂ければ幸いです。

ここには、チラシの画像をドカンと載せておきます。・・・ちと面白いチラシです。
会場の「同仁キリスト教会」は、東京都豊島区。
地下鉄有楽町線護国寺駅を6番出口で出たところが講談社ですが、そこを南に歩くと大塚警察署です。警察署と居酒屋「花の舞」の交差点の坂を登っていくと焦げ茶色の建物がありますが、そこでございます。

娘がその先の高校を受験したので、詳しいのであります!・・・ちなみに、娘はその学校は落ちました。(^^;

ご一緒に聴きませんかー???

Abeooifront

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2009年7月17日 (金)

蓮見さん阿部さん関西ツアー開始:CD "ROMA" ご紹介

Yamatouchiharu蓮見岳人・阿部千春デュオリサイタル
(バロックリュート&バロックヴァイオリン、ケルン在住)、是非お出掛け下さい。
千歳(7月12日、終了)・天理(7月18日)・京都(7月19日)・名古屋(7月21日)静岡(7月22日)・東京(7月23日)です。
総合連絡先:スパティウム・ハルモニエ(電話050-5539-8845、mail:duo@angel.nifty.jp
HP:http://abe.hasumi.de/
会場情報をリンクしたご紹介記事:http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-c067.html


〜若き天才作曲家が世に問うた「作品1」〜
《モーツァルト:パリ・ソナタ集 作品1(全六曲)K.301-306》
(護国寺:同仁キリスト教会にて、18時開演)はリンク先(←ここをクリック!)、この演奏会への私の期待については「サヨナラ『古楽』」をご覧下さい。
連絡先:オフィス・アドック(電話:050-5532-5562、mail:office.adhoc@gmail.com
blog:http://ooipiano.exblog.jp/11686543/
吉田美里さんヴァイオリンリサイタル
・7月25日(土)ペンション・モーツァルト (山中湖) 残あり。
※8月22日(土)14:30〜  荻窪:衎芸館(かんげいかん)・・・は満席となりましたそうです!
プログラム等は、こちらをご参照下さい。

上にもありますが、7月18日を皮切りに、蓮見岳人さん(リュート)と阿部千春さん(バロックヴァイオリン)の関西・東海ツアーが始まります。詳細はリンクをご覧頂くこととしますが(http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-c067.html)、概要を再掲しますと、

・7月18日 奈良県天理市

・7月19日 京都市

・7月21日 名古屋市

・7月22日 静岡市

でもって、23日は東京、阿部さんの方は25日にはフォルテピアノの大井浩明さんと共演しますが、これはまた別途、再案内を綴ります。



で、蓮見さんがテオルボ、阿部さんがヴァイオリンで参加しているCDがありますので、これももしかしたら前にチラッとご紹介したかも知れませんが、自分で耳にして素晴らしさを間違いなく確認しましたので、正式にご紹介させて頂きます。

"ROMA" Alte Musik Koeln

Roma

myriosclassics(http://www.myriosclassics.com)MYR002

・・・とはいえ、残念ながら、現在、日本ではまだ入手困難です。
「古楽」という言葉が「モダン」と峻別されることを私はこの場でさんざん嫌って来ましたが、それは

・ノンヴィブラートで
・中ぶくらみの音で
・かつ、「当時」(っていつを指すのか分かりませんけれど)の「不安定な」楽器の持ち方を再現して

なんてことを「モダン」オーケストラでも取り入れれば「古楽」的な「正しい」歴史認識をしていることになる、と公言してはばからない、(最初は「おお!」と私も誤摩化されかけましたが、なんぼ考えてもおかしい)とんちんかんもいいところの発言を活字にまでして平気でいるような、この国の「クラシック」界にはなはだ失望を覚えるからでもありました。

で、このCDは、別に蓮見さんと阿部さんという日本人が参加しているから称揚する、というのではありありません。極端に言えば、お二人の参加は、あくまでも「縁があって」のことです。

演奏者がどうである、ということよりも、このCDの内容そのものを聴いて頂きたいからお薦めしておく、という次第です。
上に列記したような事柄が、いかに「似非古楽」発想かを知る上では、いくつかあるおすすめCDの中に間違いなく加えることが出来る、という意味からの推薦です。

しかも、蓮見さん阿部さんがたまたま参加していて、なおかつ今回のツアーに(お二人だけでやりくりしていらしたのですから仕方のないことですが)かなりの限定枚数でお持ちになっていらしているのをキャッチしました。

演奏会も聴いて頂いて・・・というのが、従いまして入手の希少なチャンスです。

抱き合わせ販売みたいになってしまいますが、私になんのマージンが入るわけでもないし、薦めたからってありがたがられるわけでもありません。
(タイトルは変えても相変わらず偏屈な私のブログなんかに載っけられ、かつよく評価されるなんてことくらい、載っけられる方にとって「ありがたくない」話はないでしょう!)

バロックの「古楽」演奏に、いままで「柔らかいもの」・「柔らか過ぎるもの」をイメージしていた方にとっては、このCDの演奏の<張りの強さ>・<緊張感の高さ>は新鮮な驚きになるはずです。

このチャンスに、是非ご入手下さい!

標題に"ROMA" とある理由は、手にして見るまで知らなかったのですが、今回のお二人のツアーのなかで取り上げられる「クリスチナのアカデミー」で活躍した人物を始め、ローマのバロック音楽を飾った人々の作品を集めていたからなのでした。しかも、収録10作のうち8作は世界初録音です。・・・これは解説(ドイツ語・英語・フランス語)を読めば分かります通り、演奏者たち自身がライブラリから探しだして来たものであって、それゆえにいっそう、演奏に輝きが添えられています。
(同様の試みは、別のグループがビザンチンで行なったものなどがあり、ヨーロッパでは演奏者が自ら音楽の発掘と復元に熱心なことが窺えます。ついでながら演奏法についても、やはり日本国内に限っての活動に比べれば受ける恩恵の大きさには雲泥の差があり、このブログでも顔をチラッと出してもらったフォルテピアノ演奏家のOortやImmasell、さらに嚆矢としてバドゥラ=スコダ夫妻などは、ただ「演奏」するのではなく、自分はなぜそのように演奏するのか、に対する考証を真摯に行ない、論文や著作まで出しているくらいです。【残念ながらバドゥラ=スコダ著作以外は日本語訳がなく、かつ、他の人の著作もかなり必死で探さないと入手出来ない上に、決して安価ではないので、私は稀にしか読めていないていたらくです。まあ、そこが素人の素人たる由縁でもあります。・・・とはいえ、日本の本職さんで本気でそれらを読んだ人ってどれくらいいるのか、甚だ疑わしくも思っております。】しかも、それはこれまたヨーロッパらしく、徹底して理詰めであり、他人の価値観をハナからバカにしてかかるような日本の昨今の一部の音楽家とは全くスタンスが違います。それはたとえば、彼らとは全く異なるスタンスのピアニズムを展開したグールドに対して正当な評価を下している・・・グールドがターゲットとしたかったことがなんなのか、それが自分たちとどう異なっているのか、を、「批判して」記述するのではなく、もし「批判」するのであれば、そんなことは読者にまかせる、という姿勢をキチンと貫いてさえいます・・・といった具合に、素人の学としての「哲学」がしっかり身についているからこそ出来ることでしょう。日本の、とくに「実力とは関係無しにコマーシャリズムに乗っかったおかげで有名になっちゃった」音楽家さんは、いっそのこと音楽をやめて、主観的で皮相なプラトン的視点しか自分たちが持っていないという過ちを冒していることを自覚して、カント入門書あたりでもしっかりお読みになってみたらいかがでしょうか? カントそのものは、おそらくお読みになるのは大変でしょうから!・・・ただし、それをやったら、「プロとして演奏する」ことは、以後一切放棄すべきです。演奏は「哲学」なんかから生まれるものではありませんから。・・・ただもともと哲学【これまた哲学者サンたちが夢中になっちゃうような<専門>哲学みたいな縄張り意識から脱しているとの前提が必要ではあるものの】のような公平な方法論で、白紙に戻って考えられるかどうかということが大事なのです。あえて言えば、楽器のレッスン系の雑誌だって・・・良い記事も豊富にあるものの、コマーシャリズムに乗った似非、の害悪を取り除いてしまってはおそらく商売にならない、という現実にさらされていることを鑑みると、大変不幸な位置にあると思わざるを得ません。)

収録作品は、以下のとおりです。

・ボンポルティ:ソナタ第五番 ニ短調
・ストラデッラ:シンフォニア22番ニ短調
・カルダーラ:コンチェルト・ダ・カメラ
・コリスタ :トリオソナタハ短調
・ボンポルティ: チャッコーナ
・ラーヴェンスクロフト:ソナタイ長調
・マンネッリ:ソナタ「ラ・パヌッツイ」
・ロナーティ:ソナタ8番
・マンネッリ:ソナタ「ラ・ヴェルドーニ」
・ルリエール:コンチェルト・ダ・カメラ

バロック期のローマ音楽の情勢について、及び、それぞれの作曲家の小伝を述べた解説は、平易かつファン必読でもあります。

なお、いまのところ期日が明確に決まっていませんが、ナクソスレーベルでも入手出来るようになる可能性もあります。もし実現したら、あらためてご紹介したいと存じます。

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