« 「魔弾の射手」序曲〜C.クライバーのリハーサル(2)呈示部 | トップページ | 【大井浩明さん】8/20 ストラヴィンスキー特集+中田粥新作初演 »

2016年8月18日 (木)

「魔弾の射手」序曲〜C.クライバーのリハーサル(3)展開部・再現部

1970年、カルロス・クライバー40歳の時の「魔弾の射手」序曲リハーサル1回目映像(当時の南ドイツ放送響 )の内容、3回目(最後)の掲載です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00008Z6VA

(【序奏部】【呈示部】

譜例はウェーバーの自筆譜によります。
↓ここにあります。
http://imslp.org/wiki/Der_Freisch%C3%BCtz,_Op.77_(Weber,_Carl_Maria_von)

各箇条の数字は小節番号です。

【展開部】
159から~1つ1つの音符を確実に、細かい音が流れないように、すべての音をつかまえて。部分にもよるが、そう弾けることを見せて下さい。
165〜166:165の3つ前の八分音符からの弦は遅れる。管は(拍裏の)8分音符を明確に丁寧に
159170
(159〜170小節)

181〜190:基本的にピアニッシモなので勘違いしないで下さい。「亡霊が彼を瞬く間に暗闇で包み込む」部分ですからね。(181〜2の)フルートだけが強いままでいいんです。(その後)クラリネットとオーボエの入りだけがフォルテで、それ以外はピアニッシモで緊張感を保って
同箇所、チェロは最初の四分音符が短くならないように。その後が少し遅れて聞こえる(ので気をつけて)。八分音符4つを少し速めに弾いて、最初の四分音符は短くしないように。

「幽霊の存在を信じますか?」
「はい」
「よかった この曲には大切な要素だから・・・この曲の間だけでも信じて下さい」

同箇所:機会仕掛けの幽霊だと思って、時計のように正確な動きで(でないと管楽器をうまく乗せられない)。管楽器は自由に。
181185
(181〜185小節)

189〜190でのアチェランド気味の箇所が崩れることについて〜「私が手を出さない方が良いようです。指揮ではなく音楽自体が流れを作るから」
190〜:オーボエの問いかけに、トロンボーンは何も答えない。・・・今度は控えめに問いかけるが、(トロンボーンは低く小さく決然と)nicht!。弦の伴奏は相手を良く聞くように。
188201
(188〜201小節)

211〜:第1ヴァイオリン〜(オーボエといっしょに)答えを求めるように
213〜218:ピアノとピアニッシモの違いをうまく出すように
211221
(211〜221小節)

【再現部】
219からのクラリネットは、冷酷で頑強で融通の利かない地獄の掟を思わせる雰囲気がまだ足りないな。音楽で情景を描き出して。

229〜232はアチェルランド。呈示部の時より速くなる。指揮に従うのではなく、涌き上がるといいですね。皆が盛り上がって先に行くのなら、無理に抑えたりはしません。
229232
(229〜232小節)

(ここまで)

|

« 「魔弾の射手」序曲〜C.クライバーのリハーサル(2)呈示部 | トップページ | 【大井浩明さん】8/20 ストラヴィンスキー特集+中田粥新作初演 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「魔弾の射手」序曲〜C.クライバーのリハーサル(3)展開部・再現部:

« 「魔弾の射手」序曲〜C.クライバーのリハーサル(2)呈示部 | トップページ | 【大井浩明さん】8/20 ストラヴィンスキー特集+中田粥新作初演 »