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2013年4月10日 (水)

4月20日《ピアノで弾くバッハ Bach, ripieno di Pianoforte》 ~六つのパルティータ BWV825-830 大井浩明さん

まいどのご紹介です。

大井浩明さん、シリーズでバッハを、めずらしく(?)モダンピアノで弾くコンサートを続けていらっしゃいますが、今回は「6つのパルティータ」です。

http://ooipiano.exblog.jp/19816729/

2013年4月20日(土)15時開演 (14時半開場
タカギクラヴィア松濤サロン (東京都渋谷区松濤1-26-4 Tel. 03-3770-9611)
最寄駅/JR・東横線・地下鉄「渋谷駅」より徒歩10分、京王井の頭線「神泉駅」より徒歩3分



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●問い合わせ先
(株)オカムラ&カンパニー 
tel 03-6804-7490(10:00~18:00 土日祝休) 
fax 03-6804-7489 info★okamura-co.com(★→@)
http://okamura-co.com/ja/events/piano-axis/


これまでの回もたいへん好評だったことが、次の批評で一目瞭然です。

かつ、これが、実に意欲的なシリーズだということが分かります。
・・・なかなか目(耳?)のつけどころの面白い批評だと思います。

貼付け記事で汗顔の至りですが、「パルティータ」は形式とはうらはらのユニークな曲集です、ぜひお聴き逃しなきよう、ふるってお出掛け下さいませ。


http://d.hatena.ne.jp/Gebirgsbach/20121203/
【第1回】
鍵盤楽器奏者の大井浩明は近年、18世紀以前の楽曲では古典鍵盤楽器を用いることを旨としてきた。このたびはそこから一歩踏み出し、ピアノでバッハに取り組む。この日は《平均律クラヴィーア曲集第1巻》。そこで展開されるのは19世紀的なバッハ演奏のおさらいではなく18世紀音楽にとっては足枷である現代楽器でいかにバッハの「芯」に迫るか、という試みだ。
大井にかかるとそれは単なる抽象論ではなく、徹頭徹尾、具体的な演奏法として現れてくる。たとえば、同じ音型の繰り返しに句読点をきちんと付けていく。19世紀的な演奏ならそんな場面を一息で歌いきってしまおうとするだろう。句読点1つで大井は、18世紀と19世紀との間に横たわる「時間の分節感覚」の違いを表現した。
この日は室温や調律に思わぬトラブルも発生したようだが、今後の演奏会では楽器や環境も最適化されることだろう。このシリーズへの期待が否応なく高まる。(4月21日タカギクラヴィア松濤サロン) [初出:音楽現代 2012年7月号]

【第2回】
鍵盤楽器奏者・大井浩明のバッハ「平均律クラヴィーア曲集」と言えば、クラヴィコードでの演奏が良く知られている。このたびは、その対極とも言えるモダンピアノでバッハに取り組む。この日は第2巻の全曲演奏。4月の第1巻に続き、大井が「異形の詰め物」と呼ぶスタインウェイのグランドピアノで、18世紀音楽に迫る。
その成功を確かなものにしたのは第9番「ホ長調」から第12番「へ短調」へと続く4曲だ。ここでは、調和を重んじる16世紀のルネサンス様式から、感情の素直な発露を目指す18世紀の多感様式までが顔を出す。それらを彩るのはクラヴィコード、オルガン、チェンバロ、フォルテピアノの各楽器を思わせる多彩な書法だ。こうしたスタイルの歴史性、楽器の音色の多様性が演奏として花開いたのも、大井浩明とモダンピアノという取り合わせがあってこそ。作曲家・楽器・演奏者のもっとも現代的で価値ある出会いが実現した。(7月28日 タカギクラヴィア松濤サロン) [初出:モーストリー・クラシック 2012年10月号]


大井さんによる、作品紹介。
https://www.facebook.com/events/521451861229347/

■J.S.バッハ:六つのパルティータ BWV825-830 [NY Steinwayによる演奏]
第1番変ロ長調 BWV 825
  前奏曲 - アルマンド - クーラント - サラバンド - メヌエット I & II - ジガ
第2番ハ短調 BWV826
  シンフォニア - アルマンド - クーラント - サラバンド - ロンドー - カプリチオ
第3番イ短調 BWV827
  ファンタジア - アルマンド - コレンテ - サラバンド - ブルレスカ - スケルツォ - ジーグ
第4番ニ長調 BWV828
  序曲 - アルマンド - クーラント - アリア - サラバンド - メヌエット - ジーグ
第5番ト長調 BWV829
  前奏曲 - アルマンド - コレンテ - サラバンド - テンポ・ディ・メヌエット - パスピエ - ジーグ
第6番ホ短調 BWV830
  トッカータ - アルマンド - コレンテ - エアー - サラバンド - テンポ・ディ・ガヴォッタ - ジーグ

  “Clavier-Übung”(クラヴィーア練習曲集)全4巻は、生前のバッハが自費で世に送り出した唯一の大作です。バッハが世間に自分のことをどう思って欲しかったかを示唆する音楽、とも言えるでしょう。Clavierとは当時の鍵盤楽器一般を指す語で、Übungとは精神的な面までも含めた探求・修行を意味しています
   第1巻(1731年出版)が1段鍵盤楽器のための6つのパルティータ(組曲)、第2巻(1735年出版)が2段鍵盤チェンバロのための「イタリア風協奏曲」と「フランス風序曲」、第3巻(1739年出版)がオルガンのための「ドイツ・オルガン・ミサ」(2段鍵盤+足鍵盤)、そして第4巻(1741年出版)が「ゴルトベルク変奏曲」です。

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