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2012年2月14日 (火)

さて、どこへ戻って行きましょうか・・・(自分なりの「CD・DVD百選」かしら?)

なんだかどんどん、最初の頃のうぶな気持ちがどこかへ行ってしまって、自分で迷路にハマった気がしています。

で、どう仕切りなおしたらいいのかなぁ、と、ぼんやり思っておりました。

いま感じていることは、こんな具合です。

文化と言われるものはなんでも、人間の世の中、生き方、感じ方、時間の流れから切り離されてはいないはずです。
でいながら、たとえばそれを絵なら絵、物語なら物語、というふうに切り離して眺めてしまうと、とたんに、切り離し手である特定の人のものの見方で、きわめてぶっきらぼうに、なにもかもが全体的な世の中や生き方や時間と離れていってしまい、あげくに
「あの時にこれは終焉を迎え、いまこのときとのあいだに耐え難い断絶を産み出してしまった」
とか、
「あのときまでのものはどうしようもなかった、いまのものほど素晴らしい」
とか、決めつけられるのがオチです。
音楽にも、同じことが言えるのだとは、このところたくさん、いろんな良心的なかたたちから私が教えて頂き、しかもまだまだよく分かっていないことでもあります。

思いのほか早く亡くなってしまった玉木宏樹さん(「日記的雑記帳」はそのまま残っていて拝読出来ます)が、2009年に「クラシック埋蔵金、発掘指南書」を出され、そのご著書や先行のご著書について綴った私の拙いブログも読んで下さって、面白い、と仰って下さって、数回楽しくメールを交わしたことがあり、ご逝去の報に接したときから胸がぐらぐらしておりました。そちらの大元のブログ記事(http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-0619.html)を読みながら、今になって玉木さんの考えていらしたことを想像すると、ほんとうのところは、「代表作」みたいに決めつけられた特定の音楽ばかり聴かれるのは「人間として今を直視していないことなのではないか?」とでも思いめぐらされていたのではないかなぁ、という気がします。
「なおかつ、あなたがせっかくシロウトとして素朴に音楽を楽しみたいのなら、もう少し、なにかを見直してご覧よ」
と・・・ほんの数回の接点ではありましたが、今なら玉木さんは私のような小生意気だった小僧なんぞにも仰りたいんじゃないかなぁ、と感じます。

自分の綴るものも、無用に長文で複雑で、何が言いたいんだか分からなくて、中身のないものばかり連なってしまいました。

ほんとうは、最初に「(響きとして聴く)音とは何だろうか」の屁理屈から考えて見るつもりでしたが、わかりにくくなりそうだし、シロウトのやることとしては脱線し過ぎな気がして、途中で綴るのをやめました。・・・お会いしたことのなかった玉木さんを思い浮かべながら、
「そんな話題に辿り着く前に、もっと<世の中や生き方に結びついてきた音楽>を省みておくのがいいんじゃないか」
と思い至ったのが、今日の帰りの電車の中でのことでした。

で、いまでもAmazonなんかで手に入りやすい、出来るだけ安価なCDやDVDを、そこに収められた音楽がいつのどこの誰のどんな生き方感じ方に繋がっているか・いたか、を見つめなおしてみるのがよさそうだ、と考えるに至りました。

どんなふうに長たらしくなく、どんなふうに正直に綴れるか分かりませんが・・・原点に返りたいので、いちおう今日はその旨、こうしてメモ書きしました。

どうしてもヨーロピアンクラシックや日本の古典芸能に偏るキライが出てくるかもしれませんけれど、まあやってみます。

思いつくものは目新しくも何ともないものばかりですので、いいヒントなどがおありでしたら、是非ご教示頂けましたら幸いです。

とりあえず、能書きのみ。

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