落語で観るオペレッタ「メリー・ウィドー」:2月27日、東京文化会館
入場の締切は過ぎましたが・・・まだはいれる余地はあるのかっ? ↓
ちと面白い催しです。
昨年11月8日に横浜市開港記念会館でも演じられたもののようですが、今月、同じ顔ぶれで、東京文化会館小ホールで催されます。
日 時:2011年2月27日(日) 14:00開演
場 所:東京文化会館小ホール
入場料:前売4,000円(当日4,500円)
出 演
ハンナ:鈴木美也子、ダニロ:和田ひでき、落語:三遊亭 亜郎
ピアノ:北原 葉子、フルート:滝川 裕美、チェロ :たのうち 恵美
ギター:篠原 正志
問合先:070−6987−2486(公演専用受付)
E-mail:tano-chic★willcom.com(件名に「メリー」とご記入ください)
★は@に置き換えてメールして下さい。
オーケストラのコンサートが落語と共演したものの傑作例は、CD『山本直純フォエヴァー』(COLUMBIA COCQ83645-46)収録の「ピーターと狼」(日本フィルハーモニー交響楽団、落語台本:佐藤信夫、落語:古今亭志ん朝、1967年〜このアルバムに収録の音楽は実質上玉木宏樹氏の手になるものらしい)にあります。
が、オペレッタで落語、は私は初耳でした。
なんとか出掛けられないかなぁ、と思っております。
オペレッタは、日本では帝国劇場(1911年【明治44】開場)洋劇部(1916年【大正5】解散)を解雇されたGiovanni V. Rossiが1916年から赤坂で行なった興行で当初は講釈師が一席語ってから演じられる、というかたちで日本に導入され、1917-18年の浅草オペラ(1923年終焉)に引き継がれて、思いがけず広い演目を誇った、と聞いておりますが、浅草オペラの解体後はほとんど日本人の記憶に残らなかったのではないかと思います。(年代に関しては團伊玖磨『私の日本音楽史』を参照しました。)
けれども、環境の変わったこんにち、正装して鑑賞すべき本格オペラとは全く違った面白さが、再認識されてよいのではないでしょうか?
「メリー・ウィドゥ」はレハールの名作で、日本でも上演回数が多いほうの作品だと思いますから、内容も親しめることでしょう。
それが、日本のオペレッタ揺籃期と同じ・・・あちらは講釈師、こちらは落語、ではありますが・・・かたちで味わえるのだから、
「日本の西洋音楽受容って、こんなムードだったのね!」
と、このくにの百年という時間に思いを馳せながら眺め、浸り、酔う、のもまた一興ではないかと考えております。
おでかけになってみませんか?
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