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2010年10月27日 (水)

1781年のモーツァルト

ここまで読んできたモーツァルト作品の個々へのリンクを作成し直しました。ご利用下さい。


コロレード大司教と5月に決裂するという有名な事件があって、モーツァルトが活動拠点をほぼ完全にヴィーンに移した、モーツァルトファンにとっては記念すべき年です。
音楽面でも、「イドメネオ」に兆した画期がどんどん顕在化し、いよいよ彼の集大成が始まりますが、本格開始が明確になるのは翌1782年です。「後宮からの誘拐」に7月着手しますが、完成は翌年5月です。

<声楽曲>
シェーナ(レシタティーヴォとアリア)「憐れな私よ/ああ、語っているのは」K.369(3月8日、ミュンヘン)
レシタティーヴォとロンド「この胸に、さあ、いらっしゃって/天があなたを私に返して下さる今」K.374(4月8日以前、ヴィーン)

<器楽曲>
・ヴァイオリンのための協奏曲楽章ロンド ハ長調K.373(4月2日、ヴィーン)
ヴァイオリンソナタK.376、K.377、K.380、K.379
2台のクラヴィーアのためのソナタK.448
・クラヴィーアの為の変奏曲(すべて1781-83年のあいだの作と推測されているもの)
 K.265、353、264、352(これはこの年の作品?)

この年に完成された、と研究者が明言出来る作品数がこんなにすくないことは、モーツァルトにとってこの年がいかに特殊であったかを物語っていると言えるのではないかと思っております。

伝記的には重要な年ですが、作品観察はさらっと過ごしていきましょう。とはいえ、クラヴィーア用変奏曲は彼の活動を考える上で重要ではあるかとも考えますので、よく眺めてみたいとも考えております。

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