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2010年10月 7日 (木)

バッハ「シャコンヌ」を本当のバロック演奏で!:明10月8日(阿部千春さん)

いよいよ明日です。

ヨーロッパの古楽界では最高の団体であるコンチェルトケルンなどをはじめとし、日本人としてはドイツ古楽界で最も素晴らしい活動をしている阿部千春さんの、無伴奏ヴァイオリンによるバロック演奏会。

2010年10月8日(金)19時開演(会場18:30)

スタジオ SK(新高円寺駅から徒歩2分、03-3311-2113)にて 【新高円寺ツインビル2F】

全席自由 4,000円

Skmap

タイトルにバッハを持ってきてしまうと、本当は演奏者さんには叱られるかもしれません。

が、タイトルにした作品の演奏も聴き逃せない(見逃せない)と思っております。

Chigharuabeなにせ、ヴァイオリンを顎に挟まないで
「なんでこれだけ自在に演奏できるの?」
というのがまず驚愕に値しますし、阿部さんは音色も表情も豊かです。

バッハ以外に採り上げる作曲家ヨハン・ヨゼフ・ヴィルスマイア(Johan Joseph Virsmayr 1663-1722)は、バッハ以前の重鎮であるビーバーの優れた弟子で、ザルツブルクの音楽家として、モーツァルト父子の大先輩に当たります。(Wikipedia英語版からの訳をこちらに掲載しましたので、ご一読頂ければ幸いです。http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/108-ca62.html
で、研究熱心な阿部さんの、今回の目玉は、実はこのヴィルスマイア作品です。

文は前に掲載したものと同じになってしまいますが、スコラダトゥーラという、調弦を変えたヴァイオリンでの演奏を指定された音楽の楽譜を読むのは、また、かなりの熟練を要する技術なのですが(マーラーのような近代の譜面とは違い、調弦した音程を基本に据えた記譜がされるため、たとえば一番線をd"に調弦指定された場合、楽譜上は通常の調弦でe"にあたる音をd"に読み替えなければなりません・・・と綴っただけで難しそうでしょう?)、阿部さんは早い時期からこの技術に熟練し見事な演奏を聴かせ続けてくれているかたです。

その本格的な音に、ぜひ触れて頂きたく存じます。

曲目

ヨハン・ヨゼフ・ヴィルスマイア
  パルティア 1番 イ長調("Artificious Concentus Pro Camera"1715より)
    ・プレリュード
    ・アリア
    ・サラバンド
    ・ガヴォット
    ・メヌエット〜アリア
    ・メヌエット
    ・アリア
    ・メヌエット
    ・ジーグ〜フィナール


  パルティア 5番 イ長調("Artificious Concentus Pro Camera"1715より)
  調弦:g-d'-a'-d"
    ・プレリュード
    ・ガヴォット
    ・サラバンド
    ・リゴードン
    ・ジーグ
    ・メヌエット
    ・ブレ
    ・レティラーダ

ヨハン・セバスティアン・バッハ
  パルティータ 1番 ロ短調 BWV1002
    ・アルマンダ〜ドゥブル
    ・コレンテ〜ドゥブル
    ・サラバンド〜ドゥブル
    ・テンポ ディ ボレア〜ドゥブル


  シャコンヌ(パルティータ 2番 ニ短調 BWV1004より)


問い合わせ先
  03-6696-5025 ベアート音楽事務所



山本裕之さんの続きは少しお時間下さい・・・
山本作品を採り上げる開催の大井浩明さん《POC》第2回は、2010年10月16日(土)、門仲天井ホールです。
大井さんは来週10月13日(木)に阿部さんとフォルテピアノを共演しモーツァルトの「クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ」作品2を、(この作品の演奏には不思議なことに非情に稀である)出版時の曲順で演奏なさいます。

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