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2010年5月30日 (日)

TMF5月30日練習記録

上田美佐子さん(中世フィドル・ヴァイオリン)コンサート
・終了〜5月30日(日)西荻窪のサンジャック
・6月16日(水)日本福音ルーテル東京教会
・7月11日(日)絵本塾(四谷)
です。ユニークです。是非足を運んでみて下さい。詳細は上記お名前のところにリンクしてあります。



oguraooi.jpg 2台のピアノによる「モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会」第2回決定しました(京都7月3-4日、東京7月27日)。とりあえずバナーに大井さんのブログ記事をリンクしました。なお、門仲天井ホールで9月23日に「松下眞一《スペクトラ》全6曲(歿後20周年)+野村誠」演奏会が行われます(確定)。大井さんの新譜(ベートーヴェン:ヴァルトシュタイン・アパッショナータ)、HMVにリンクを貼ってあります。

本日も3時着で、恐縮でした。

手短に二点だけ述べますが、二つに共通するのは、「指揮者から見えきれない部分は団員相互の責任」なる金科玉条です。

一点目・・・まずは、「いい音楽を奏でたい」と各自が希求しなければ、いい音にはなりようがありません。かつ、いい音にする、とは、合奏の場合、相互のコミュニケーションの中で、ピアノで言うなら「指の交替」なり「ペダルの踏み込み・切り上げ」を如何に揃えるか、耳をすましあいながら決めていかなければならないという努力を要します。これは精神の姿勢の問題であって、指揮者のみならず、自分以外の誰にも責任転嫁は出来ません。このあたり、是非ともご一考下さい。

二点目・・・和声とテンポは、「自己完結」ではなく、周りから聞こえる音程・リズムをもって量らなければ・計らなければなりません。前回はテンポについては「少なくとも拍子の基本となる音符が四分音符なら八分音符まででの、可能なら十六分音符までのカウントを」というつもりで記しました。それはまず自分の中で心がけておかなければならないことではあります。ですが、もっと肝心なのは、たとえば管楽セクションのリズム打ちは、弦楽がさらに細かいパッセージを担当している場合には(弦楽器はパート内でその音符を揃えておくことに責任があるのですけれど)、そのパッセージの音がどのように流れているかに充分耳を傾け、その上に乗せるかたちでリズム打ちをしなければ、通常は前倒しになりすぎるといったことです。また、低音部が基礎リズムを打ち続けている場合には、細かいパッセージを担当するパートは、その基礎リズムを、旋律の構造に従ってさらに二分割・三分割・四分割のいずれかを基礎にして自己パートのリズムを構築しなければなりません。これもまた大事な相互関係です。以上のこと無くしては、テンポの変化(ルバートなりアチェランドなり)に「自然に」対応することは不可能です。
和声は多少難しいのは、アンサンブルの場合、旋律線(独立性のあるものと補助的なものがありますが、いずれであっても)の横の流れから単純に導かれる音程で奏し続けると、縦の線の和声という側面では大きなズレに広がってしまう懸念があることでして、指揮者には結果として「大きくなった狂い」しか聞こえない、と肝に銘じるべきです。横の流れが不自然にならないように心がけながら、縦の線をより重点的に意識するというのは、高度なことになりますが、私達に可能な限りの耳を研ぎすましただけでもいい線は行けると思います。

手短に、と申し上げたわりには、いえ、手短ですからなおのこと、すこし難しくお感じになられるかもしれません。
が、詰めの段階に来たところではとくにご留意頂きたいことではありありますので、お気に留めて頂けることを心から祈りたく存じます。

毎度僭越で恐縮ですが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。


oguraooi.jpg 日本で本場のカンツォーネを聴かせて下さることにかけてこれ以上の方はいらっしゃらない、青木純さんの今後のスケジュールは、こちらをクリックしてご確認下さい。

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