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2010年3月 7日 (日)

おさらい〜バロック舞曲

日本で本場のカンツォーネを聴かせて下さることにかけてこれ以上の方はいらっしゃらない、青木純さんの「おすし de イタリア」は、3月12日です。
oguraooi.jpgご予約はお早めに!



F9120周年記念 ナーシャムジカマンドリンコンサート(川口雅行氏を迎えて)は、3月13日(土)静岡市「静岡音楽館AOI」にて。
幅広いレパートリーの音楽をいっときに楽しめるのはマンドリンアンサンブルならではです!

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2台のピアノによる「モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会」(東京3月18日:小倉貴久子さんと大井浩明さん、京都4月3日・4日:河野美砂子さんと大井浩明さん)詳しくは記事中のリンク先をご覧下さい。バナーをクリックすると大井浩明氏のブログ記事を閲覧出来ます。2月27日の「松下眞一追悼個展」は大好評終了。音楽評論家、白石知雄さんが「はてな」でまとめていらっしゃる当日までの経緯、当日の充実ぶりが手に取るような文章で拝読できます。
なお、大井さんの新譜(ベートーヴェン:ヴァルトシュタイン・アパッショナータ)が発売予定日より遅れましたが入手容易になりました。HMVにリンクを貼ってあります。Amazonではまだ入手できないようです。



おさらい~バッハの創作対象となった舞曲(1)(2)(3)

とくに「おさらい~バッハの創作対象となった舞曲(2)」で舞曲についての説明を、詳しい説明書から拾っておきましたけれど、実際どう踊られたか、は目で見て確かめるに限ります。

ただ、YouTubeをざっと眺めてみますと、過剰演出のものもあれば、
「え? これって本当にバロックの振付?」
と目を疑うようなものもあります。

で、日本語で分かるものに限って掲載しておきたいと思います。

これをやったらすぐ日本人によるバッハの演奏(チェンバロによる、舞曲を含む曲)の鑑賞に入りたかったところですが、これはもう少し時間をかけて確かめたいこともあり、また、チェンバロという楽器についても少しは知っておいた方がいいと思われますので、いったん間を空けるつもりでおります。

昨日までのことに関連したことをひとことだけ、そしてひとことで逃げておくために申し添えますと(って、記事を連続でお読みになることはあまりおありではないとは存じますが)、ではフランス宮廷では実用の踊りだったものがドイツではどうだったのか、ということになると手がかりがまったくと言っていいほど、素人の私には目に入りませんでした。
確実に「踊られていた」と思われるイタリアやイギリスについても資料が少なくて専門家さんでも詳細が分からない、と仰っているくらいです。
しかしながら、ドイツはまた少々事情が違ったのではなかろうか、と推測をしております。
ドイツはイタリアのように栄えた都市文化も稀でしたし(ハンブルクくらいかなあ・・・)、宮廷文化も17世紀のそれは三十年戦争による疲弊の中からようやく立ち直るかたちで成立して行った上に集権国家ではなかったため、舞踏よりも奏楽そのものに関心を持っていた領邦君主が目につくように感じます。統計を取れるほどの情報はとてもとても、ですけれど、J.S.バッハの雇い主だったケーテン候、その息子のあるじプロイセンのフリートリヒ大王とも、奏楽を愛した人たちでした。こうした例は他の西欧諸国ではスペイン以外に見いだせません。
・・・これは、これだけにしておきます。このことが正確な観察であれば、舞曲は踊るためのものであるよりは演奏されるために作られ続けた、と断言できるのですが、そこまできちんと言い切れる材料が整っているわけではないことには、いちおう留意しておかなければならないと思います。

さて、映像です。

村井頌子さんによる解説
メヌエット・ガヴォット

『栄華のバロックダンス』著者の浜中康子さんによる実演
メヌエット・パッサカリア

日本語のものではありませんが(フランス語)、フランス・バロックバレのステップが分かるもの
ステップの説明、フォリアの実演

アルマンドの振付例


最後に、バロック関連の映像の中で最も美しい「カドミュスとエルミオーネ」の舞台ですが、リンクのみ掲載しておきます。(出所が明確でなく、YouTubeから消える可能性もあるかと思っております。)

http://www.youtube.com/watch?v=qBwVbcqBfQc

この頁の脇にリンクが並んでいて、通してみることが出来ます(途中に抜けがある可能性はあります)。バロック期の演出もこれ以上によく再現された映像は他に目撃しておりません。舞台はろうそくによる照明です。
私はこれはDVDで全編を眺めております。

"Cadmus & Hermione tragedie lyrique de Lully et Quinault"
Alpha 701 Production 2008(www.admus.fr)

日本語字幕付きです。


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sergejOさんの記事の便利なインデックスも是非ご活用下さい。

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