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2010年2月19日 (金)

番外:ウェーベルン作品演奏映像

Matsushitaphoto「松下眞一追悼個展」、2月27日に京都で。
世界的な数学者であるうえにヨーロッパでは作曲家として非常に高く評価された松下氏の、長く埋もれていた作品の初演も含まれ、足をのばせるかた必聴、貴重な会です。
写真クリック、またはリンクをクリックで、是非記事をご一読下さい。
ピアノ:大井浩明さん http://ooipiano.exblog.jp/
打楽器:宮本妥子さん http://www.yasukomiyamoto.com/
スペクトラについての解説を含む松井卓九大教授が寄せたエッセイもご一読下さい。

同時にクセナキスのピアノ作品全曲も演奏されます。
大井浩明さんによる曲目解説こちら奏者ならでは!



本2月18日のクラシックニュースサイトに、松下眞一追悼個展および演奏者大井浩明さんの新譜情報が掲載されました。
http://classicnews.jp/c-news/index.html#5この個展の意義につき簡潔ながら適切にお述べになっています。また、今回初演される「スペクトラ第5番」の図形楽譜をじっくりご覧になれます。

日本で本場のカンツォーネを聴かせて下さることにかけてこれ以上の方はいらっしゃらない、青木純さんの「おすし de イタリア」は、3月12日です。
oguraooi.jpgご予約はお早めに!

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2台のピアノによる「モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会」(東京3月18日:小倉貴久子さんと大井浩明さん、京都4月3日・4日:河野美砂子さんと大井浩明さん)詳しくは記事中のリンク先をご覧下さい。バナーをクリックすると大井浩明氏のブログ記事を閲覧出来ます。
大井さんブログを拝見すると、瞠目の企画が豊富におありのようです。



手元には付箋だらけの本とメモ断片程度で、別に無理して今日もなんか記事にする必要はないのですが、ちょっと聴いてだけいただきたくて。

ウェーベルン作品です。お気に入りの演奏ばかりとは行きませんでしたが。なおかつ、ピアノ曲か弦楽四重奏曲をいれたかったのですが、断念。

ウェーベルン自身の言葉(岡部真一郎訳による)
僕の条件は次のようなものだ----行列も、戦闘もなし。何らかの描写を必要とするようなものは、一切ないこと。(『ヴェーベルン』春秋社 2004年)
・・・これだけで、以下の演奏が作曲者の意図したものに沿うているかどうかが分かるでしょう。

・Bach/Webern Ricercar【1935】 - Dohnányi, Philharmonia

・Passacaglia for Orchestra, Op. 1【1908】(Max Rudolf, conductor Cincinnati Symphony Orchestra)

・こっちはベルクのパッサカリア(参考〜このアップ者のはどれも演奏者不明)

・OJSG Webern op. 6【1928版】 (I-IV)

・OJSG Webern op. 6 (V-VI)

ウェーベルンの凝縮にもかかわらず、仮に「情感的」であることを演奏から排除しても、私たちの今日の耳は彼の作品ににドイツ後期ロマン派の残照を「みる」ことになります(早い時期のものを集めているからよけいに、ですかね)。とはいえ、バッハのリチュリカーレの編曲は、12音技法による「音列のセリー」とは違う、音色や時間のセリー化をも窺わせてくれます。(パッサカリアは12音技法によってはいません。)
シュトックハウゼンはその音楽論集(1963、邦訳1999 現代思潮社)でウェーベルン作品の分析をいくつかしており、作品24の協奏曲、作品28の弦楽四重奏曲第2楽章についての記述は・・・もしウェーベルンがお気に召すなら・・・分かっても分からなくても(わたくしは資質がないので後者)、ニュアンスを知っておくためだけにでも必読ではないかと思っております。・・・って、じつは見つけたばっか!!! でもブーレーズの本よりはるかに良いのでは、という気がします。


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sergejOさんの記事の便利なインデックスも是非ご活用下さい。

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