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2009年12月26日 (土)

バイエルじゃいかんの?:「いちからピアノ」1

えっと、旋律楽器の練習とか楽しむ方法の覚え方で例を探すのでもよかったのですけれど、音楽の作りを知る上ではピアノかギターに勝る道具はなさそうです。
とりあえず自分はギターについてはピアノより知りません。
どっちも知らないって言えば知らないんですが、ピアノの方がまだ「どこをたたけば何の音がするか分かる」し、ピアノ音楽の作曲家の方をずっとたくさん知っているので、まずはピアノで行こうか、と思った次第です。



それで、なんですが。

わたしはピアノが弾けません。

じゃあ、ピアノを覚えるのに、最初は何をやればいいの?・・・って、半世紀前くらいの日本で聞いたら、かならず「バイエル」だったはずです。
その頃は残念ながら私的事情でピアノのおべんきょうはいっさい出来ませんでした。

もう親の臑をかじらなくなったどころじゃない、いまやかじられる立場に相成っておりますから、そろそろやってもよかんべ、と思いました。

そしたら、ピアノのおべんきょうの本をめくると、いまは決まり文句のように
「バイエルはよろしくない」
「バイエルでは上達しない」
のオンパレードでありました。

まあ、それはどうでもよろしい。
だったら何をやればいいの? っていうと、その「よろしくない」とお書きになったかたは皆さんそれぞれに
「私の書いた教本がベストです!」
とくる。

でも、なんだかこんな気がするんです。
・・・「ベスト」の教本を一生懸命やったって、
「本当は、ずっと聞いてきて心に残ってきたあの作曲家の作品を弾きたい、その響きをたのしみたい」
と思っている、その「本当」に迫れる日は、ちっともやってこないんじゃないか???

新しい「初心者向け教本」は、どれも「新しく創作された練習曲」を載せている訳ですけれど、なんだかどれを読んでみても(頭の中で、その楽譜の音をイメージしてみるくらいは、音符がある程度読めれば、簡単なものなら誰でも出来るはずですし、そういうこともいずれ見ていくつもりですが)、私が心うたれてきた「音楽」とは全く違う。・・・手先のテクニックを追いかけるためのゲームの羅列にしか見えない。
これって、一生懸命教本を作った方にはすごく失礼なんですが、でも、素人の率直な印象なんです。

「だったら!」

と、私めは、くまのプーさんのポーズをとって、んとんと、と、ない知恵を絞りました。

「最初から、あこがれの作曲家の書いた楽譜をひいちゃえばいいんだ!」

これって無謀だと思いますか?

楽譜の探し方、見つけ方によっては無謀にはならないんだ、ということを、ふと知ったのです。
だからあえて、こういう発想にしてみました。

ただ、初心者が「手に入りにくい、書いてある説明の言葉も分からない外国版」を手にするのは、無理がありますので、日本語の楽譜で進めて参りたいと思います。なおかつ、この試みをしていく上では、楽譜の出来の良さ(難しい言葉で言うと、校訂がきちんとしているか、それ以前に譜面が見やすいか)は基本的に不問に付します。

たとえば全音出版社の出しているものでいくと「星一つ」のレベルからとりかかっていく、という寸法です。

ということで、本日は前置きだけで終わっちゃいますが、ばれる人には簡単にネタバレする有名作曲家の「星一つ」(でもたしか全音では出していなかったんじゃないかなあ)の作品から始めます。

以下、「いちからピアノ2」を綴るその日に続く。・・・これはあんまり遠くない日になるでしょう。

今日申し上げたいことはみっつ。

・「バイエルがよくない」ってったって、「バイエルよりいい」と確実に言えるもんもないんじゃないの?

・でもいまさら「バイエル」はやーよ!

・んじゃ、有名人の音楽で行っちゃいましょう、合い言葉は「星一つ、のち星二つ」

というところでございます。

毎度ながらお粗末様で。



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コメント

Kenさん、こんばんは。

バイエルから始めるのは日本だけだ!という人、昔から多いのですが、全くおっしゃるとおりで、
>・「バイエルがよくない」ってったって、「バイエルよりいい」と確実に言えるもんもないんじゃないの?

そうなのです。ツレアイは一応、ピアノを教えてますが、奴に言わせると
>何だかんだ言って、バイエルというのは基礎的な技術を着実に積み上げるためには、
>非常に綿密に計算されている優れた教本だ。
ということになります。まあ、似たような段階ですけど、ツェルニーはバイエルを絶賛してます。

ツレアイが教えているのを見て「上手いことをするな」と思うのは、バイエル「だけ」じゃなく、
ある程度上達したら、副教本として有名曲を教師と連弾するようなのを使うのです。
すると、生徒は「バイエルやったおかげで、こんなの、弾けるようになったんだ!」と

喜ぶ訳ね。清水和音も小山実稚恵も仲道郁代もバイエルをやりました。
そして、つまらないのはある程度仕方がない。この頃の子はこらえ性がない。
どんな楽器だって、最初はつまんないんで、管楽器なんか、曲を吹くの何か先の先ですからね。

トランペットを習った時、最初の1ヶ月ぐらいは楽器さえ吹かせて貰えず、
マウスピースで音階を吹くことをただひたすら練習しました。

最初から、曲がりなりにもバイエルだろうが何だろうが「曲」を弾けるピアノとい楽器の生徒は
幸せなんですよね。

投稿: JIRO | 2009年12月27日 (日) 02時26分

遅いお返事で済みません。
JIROさんの奥様は、いい先生でいらっしゃいますね。
生徒さんと名作を連弾・・・生徒さん、楽しい思いも、先生のぬくもりも感じながら練習出来るから、きっとみなさん、心が豊かになられます!

まあ、私がこういうことを考え出すと、また「ひねくれ」なので・・・
お手柔らかにお願いします〜〜〜 (^-^;

投稿: ken | 2009年12月27日 (日) 23時37分

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