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2009年11月 9日 (月)

私には20世紀後半以降の音楽は分かってはいませんが・・・

増井一友さんクラシックギターリサイタル、東京公演11/21、大阪公演11/28、おススメです。
下記の2記事を是非ご参照下さい。

http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/11211128-e6af.html
http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-7de4.html



音楽をやるときはバカになれ、と言われます。

名人テノール歌手はテノールバカ、って言われますし、名人チェリスト(名人じゃなくても、ってのもありますが)はチェロバカって言われます。

作曲する人も「作曲バカ」でないと、いい作品は書けないのかも知れません。
少なくとも、ベートーヴェンなんかその典型だったんじゃないかと思います。いつも
「曲を作るんだ曲を作るんだ曲を作るんだ曲を作るんだ曲を・・・(以下略)」
この人にはそれしかアタマになかった気がします。

で、このバカを、お笑いをやらなくちゃならないときの「バカになる」のとゴッチャにすると、限りなくとんでもないことになる・・・これはモーツァルトが「音楽の冗談」で既に揶揄していることなのですけれど、20世紀後半以降はモーツァルトのようには揶揄しづらい・・・揶揄するにも値しない・・・ものに勿体つけて理論かざしているきらいもあるような気がしてなりません。
・・・「作曲家(や)」自身が理屈を言い出したら、ある意味、もうそれでおしまいです。なんぼそれで名を成した人でも(P.Bさんの本もかつては面白く読ませて頂いたものですが)、もうあかんと思います。

それでもいっぺん売れちゃうとシンパが出来て、「理論バカ」が門前市を成すていたらくになるから、そういう物にはだまされたくないなあ、と思っています。

じゃあ、とは言っても判別能力のない私なぞがどうやって、お笑いではない「音楽バカ」、尊敬すべき真の存在を見きわめればいいのか。

「理論バカ」には用はないので、自分の目で
「これは、マジだぜ!」
と感じさせて頂いたものを一例だけ上げます。

実は、大井浩明さんのブログを拝見していて、2月に共演なさる打楽器奏者さんのところにリンクが貼ってありましたので、興味本位で覗いてみました。

・BUK for Percussion Solo

奏者は、宮本妥子(やすこ)さん。

彼女のオフィシャル頁はこちら。
http://www.yasukomiyamoto.com/index.html

こういういい方をしては失礼に当たるのを重々承知で申し上げますが、彼女のこのページの留学体験記を拝読すると、彼女が「バカ」になれるために、どれだけまっとうな苦労をなさったかが非常な共感を持って感じられます。
音楽そのものの中に入っていく・・・分かっていないからうまく言えないのですが、どこにも肩の張りがなく、奇をてらうことなく、最近よくあるような「お笑いすれすれじゃないの」みたいな妙な手段をとることなく、聴き手をひきずりこむ強さで、響きだけの世界に没入していく。

宮本さんは、大井さんに助演するということで、2月に松下眞一追悼個展にご出演なさるそうです。

大井さん続きにする意図はなかったのですが、つい、引込まれましたので。


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sergejOさんの記事の便利なインデックスも是非ご活用下さい。

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