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2009年10月12日 (月)

私個人の愛聴盤100(前半!):音楽の愛し方14前フリ(1)

紳士的名ギタリスト増井 一友さんのリサイタル(クラシックギター)は、11/21(土)東京:近江楽堂 5時開演 、11/28(土)大阪:ザ・フェニックスホール 5時開演です。素晴らしい音色をお楽しみ下さい!


赤津眞言さん他「フランス ヴァイオリン音楽の流れ」については、複数日程につき記事にリンクを貼りましたのでそちらをご覧下さい。


3・7・8・9(7から9は当面欠番)
10111213
番外1 番外2


コンサート、となると、これまでを総括するために考える対象としては難しいので、録音録画について観察して「現状」を見ておこうと思うのですが、単に人さまを批判する(非難ではありませんので・・・日本人はここをあまり使い分けしてくれません)のでは片手落ちですから、私が聴いて気に入った、あるいはもう耳の底にこびりついてしまった(これは全体の中ではわずかな割合しか占めないのですが、明記しておきます)CD・DVDを、ほぼ「クラシック音楽」の時代順に並べておきます。
・・・お詳しいかたには、「なんだあ、随分好みにムラがあるなあ!」と呆れられるかもしれません。
なお、同一曲に好みが複数ある場合は、演奏者の重複を極力避けることとしました。また、好きな曲でも決定的に好きと言える録音等が存在しない場合には省略しました。
なお、現在入手出来るかどうかの確認はとりません。
かつ、現在は手元にないものもあります(その場合、品番を省いております)。
全集盤やセット版収録のもので、一部しか採り上げない場合は、その旨記します。
なお、古代エジプトの楽器を復元して演奏した、なんてシロモノもありますが、この手のものは音楽は楽器の時代に出来たものではないうえに、現代モノとしてみても半端なので、省きます。

やってみると、50引っ張りだすだけでもひと苦労でありましたので、とりあえず前半50ほどです。
古代ギリシャからベートーヴェンまで。

001-"Musique de la GREECE ANTIQUE"  Gregorio Paniagua    harmonia mundi  HMA 1951015
(古代ギリシア音楽の復元演奏。録音1978年。いまのところいちばんまともな復元演奏)

002-"CHANTS DE L'EGLISE DE ROME  "  Marcel Peres    harmonia mundi  HMA 1951218
(19世紀末にローマで写本が発見された、キリスト教の古い聖歌。録音1986年)

003-"CANTO GREGORIANO"  10CD Set     membran  ちと正体不明。
(格安の、網羅的なグレゴリオ聖歌集。便利なので愛聴。4、5団体が歌っています)

004-「十字軍の音楽」 デイヴィッド・マンロウ他 DECCA  UCCD-3257 録音1970年
(中世の有名歌がまとめて聴けます。)

005-「パリ・ノートルダム楽派とランス大聖堂の音楽」デラー・コンソート deutsche harmonia mundi  BVCD-38003
(ペロタンのグラドゥアーレ、マショー「ノートルダムミサ」他。レオナンは未収録。録音1961年。レオナン【レオニヌス】を聴く場合には、マンロウ『ゴシック期の音楽』が入手容易です。)

006-"DANIEL AND THE LIONS"  NEW YORK'S ENSEMBLE FOR EARLY MUSIC   fone  016 SACD
(録音1986年)中世の台本が残っている貴重・希少な音楽劇のひとつ(ダニエル劇)で、最も有名なものです。

007-「ザ・ヒリヤード・アンサンブルの芸術」EMI CLASSICS  CHIL-1001~4
(ダンスタブル、オケゲム、デュファイ、ジョスカン・デ・プレの作品を収録)

008-「ヘンリー8世とムジカ・スペクラティーヴァ」 フランス・ブリュッヘン他 deutsche harmonia mundi  BVCD-38184

イギリスのものではシェイクスピア劇で使われた音楽やダウランド、バードの作品集なども手にしていますが、じっくり聴いたことがありません。ピューリタン革命の頃の俗謡を集めたものなどもあります。

009-Palestrina「教皇マルチェルスのミサ」・・・iPodには入れたんだけど・・・おーい、どこ行ったー? まあ、いくつも種類は出ていますが。代わりに
"Madrigals---First book of madrigals for four voices"  Concelto aitaliano   BRILIANT 93364
(録音1994年)

011-Jacopo Peli "EURIDICE"  Ensemble Appeggio   ARTS 47276-2
(録音1992年)

012-Giulio Caccini "Euridice"  Scherzi Musicali    ricercar(DEXIA)  RIC269
(録音2007年)

013-ヴィクトリア「皇太后マリアを悼むレクイエム」 モンセラート修道院聖歌隊他 deutsche harmonia mundi  BVCD-38011
(録音1977年)

014-カヴァリエリ"Pappresentatione di Anima , et di Corpo"  L'ARPEGGIATA  Alpha 065
(録音2004年)

015-モンテヴェルディ「オルフェオ」サヴァール指揮のもの。DVD。BBC OPUS ARTE  OA 0843 D
(これでいちばん強く印象づけられました。今なら他にもいいものが出ているかもしれません。収録2002年)

016-モンテヴェルディ「ウリッセの帰還」アーノンクール盤、DVD。 ARTHAUS  100 353
(ヒロインを演じているカサローヴァにロッシーニ作品で魅かれていたので見ちゃったシロモノ。収録2002年?NHK)

017-モンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」コンチェルトケルン 、DVD。ARTHAUS  100 109
(収録1993年)

018-モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」ガーディナーほか、DVD。ARCHIV  073 035-9
(収録1983年?)

019-"ROMA" Alte Musik Koeln    myrios classics  MYR 002
(ボンポルティ、ストラデッラ、カルダーラらの作品を収録。録音2009年。ストラデッラの1枚ものの作品集も見つけましたが、あんまり気に入りませんでした。)

020-リュリ「カドモスとヘルミオーネ」POEME HARMONIQUE、DVD。Alpha 701
(制作2008年。バロック東寺の部隊を見事に再現した逸品です。)

・・・カヴァッリやヴィヴァルディのバロックオペラもCDを探しだしましたが、まだ「これ」と言えるものに出会っておりません。カリッシミの「イェフタ」のCDも入手して何度も聴いて気に入っていたのですが、現在行方不明です・・・(^^;
シャルパンティエ作品は、買ったもののちゃんと聴いていない、というところです。
ルクレールやビーバーのヴァイオリン曲も好きですが、これは気に入った、とまで言える録音を持っていません。・・・でもって、やたらとモンテヴェルディばっかりです。実はモンテヴェルディにはもうちょっとお気に入り盤がありますが、省きます。片付けちゃってるし。
コレルリも、残念ながら気に入ったというほどのものを見つけていません。
ガブリエリ、シュッツ、ブクステフーデ、パーセルなんかについても熱心な聴き手ではないので、「持っているだけ」状態です。でも、みんな素敵な作品ばかりなのですヨ・・・

021-ジェミニアーニ:合奏協奏曲集 ラ・プティット・バンド deutsche harmonia mundi  BVCD-5009
(ニ短調の「ラ・フォリア」を使った作品が最も有名です。作曲者はイギリスに渡ってヴァイオリン奏法の本を著した人としても有名です。録音1984年)

022-ヴィバルディ「四季」他 FREIBURGR BAROCKORCHESTER   deutsche harmonia mundi 88597 281822/46
(「春」の2楽章のヴィオラがきちんと犬の鳴き声に聞こえたのはこの演奏だけでした。1997年録音。)

023-ヴィヴァルディ「調和の霊感」 マリナー/アカデミー  ロンドンレーベルのLP。今は手元にありません。学生時代にお手本用に聴いたもので、最近の専門家の演奏による奏法にはなっていませんが、耳に染み付いてしまって、他がなかなか聴けません。

J.Sバッハ作品は、じつは「これが絶対お気に入り!」というものに巡り会っていません。出ている録音の演奏様式がさまざまで、いいものはどれの中にもそれなりの正解を持っていますが、やはりたくさん演奏される作曲家の中で、楽器や奏法の転換期に位置した人物でもあり、それを先にイメージすると、どれを「好き」と断言してよいかが決められなくなります。4つ上げるに留めることにします。

024-バッハ・ヴァイオリン協奏曲集 オイストラフ親子他 Deutsche Grammophon 現在手元に無し
今聴くと「仰々しい」かも知れませんが、私にとっては、「えっ! ヴァイオリンって、こんなに締まった音がするんだ!」とショックを与えられた最初のⅠ枚でした。ただし、左手のポジションは明らかにバッハの時代には使用されていなかったえであろう高位置まで使用しています。ロマンチックに音の色合いを変える、という意味では、「バッハを」ではなく、「オイストラフを」聴くための演奏であり、その目的で聴くのであれば、最良の録音です。

025-バッハ「マタイ受難曲」アーノンクール旧録音の方 現在手元に無し
CD化されたかどうか知りません。旧録音の方が、言葉の訴える力をよく聞かせてくれた気がしますが、それだけ新鮮な思いで手にとったからかもしれません。器楽が声を飛び越えていかない「マタイ」演奏の録音は少ないだけに、貴重な出会いをさせてもらったものでした。

026-J.S.Bach Das Orgelwerk 1 & 2 (10CD & 10CD)   Wolfgang Stockmeier  membran
(グレゴリオ聖歌と同じ「ブランド」の、やっぱり正体不明なCDですが、これ2セットでバッハのオルガン作品は格安で殆ど全て聴けてしまうというビックリもの。演奏も悪くないです。有名どころの高いものを買うくらいなら、とのことで手中にしましたが、繰り返し聴いています。・・・でも、どれがどの作品かは、いっこうに覚えません。涙。)

027-バッハ「フーガの技法」 大井浩明(クラヴィコード)キングインターナショナル EZCD-10004
(2008年録音。この作品、いろいろな楽器や変声での演奏に胡散臭さを感じていたのですが、日本人演奏家として最も胡散臭い大井浩明さんが、最も胡散臭くない「フーガの技法」を出しました。これを聴いてからは、今まで聴いて来た大仰で深刻な過去の録音類は聴けなくなりました。かといってこの演奏が軽いのではないのです。素直なんですよ。)

028-ヘンデル「メサイア」ドイツ語版 カール・リヒター/ミュンヘン・バッハO ARHIV POCA-2058/9
(1964年録音。こればっかりは、何度、他の新旧時代の演奏の録音を聴いても、この盤ほどに愛着がわきません。バロックの演奏法、ということで言えば、これが私の10代後半の奏法でしたし、声楽のきれいさも抜きん出ています。正規の英語版ではないとは言え、いたずらにドイツ的な演奏であるとも感じられません。このオラトリオの全体像もよくつかまれています。・・・私事ですが、家内の通夜のあいだには、このCDを流してもらいました。ヘンデルのオラトリオは「エジプトのイスラエル人」も大好きです。名曲と言われる「サウル」は、残念ながら私は未聴です。)

029-ヘンデル 歌劇「セルセ」ドレスデン音楽祭2000のもの DVD TDK TDBA-0087
(有名な「オン・ブラ・マイ・フ」で始まる歌劇ですが、全体も愉快な作品です。バロックや古典オペラの現代風な衣装や装置での演出は個人的には好きではないのですが、そうしたなかでは、「でもこれなら面白いじゃないか」と思わせてくれた数少ない一つです。ヘンデルのオペラはDVDで入手し易くなって来ており、喜ばしいことだと思っております(私自身が他に見たものには「アグリッピーナ」・「タメルラーノ」がありますが、いずれもモダン演出ながら楽しさ溢れるものでした。また、最近ようやく、彼のアンセムなどもCDで入手し易くなって来ています。)

030-ヘンデル:合奏協奏曲作品6 カール・リヒター/ミュンヘン・バッハO ARHIV POCA-3200/2
(ヘンデルの音響だけは、どうも、「バロック」ではないような気がして・・・ソナタの類いは別なのですが・・・、どうしても20世紀中葉の演奏方法で創り出される響きのほうに魅かれてしまいます。やっぱり、自分が育てられた音響環境からの脱出は、なかなかに困難であることを痛感させられます。ヴィバルディやバッハではさほどでもないのですが・・・なぜなのでしょうね。)

031-ゲイ&ペイブッシュ「乞食オペラ」 イングリッシュバロックソロイスツ DVD ARTHAUS  102 001
(BBC 1986収録、ガーディナー監修。ロック歌手が主役を歌っているのがミソです。ヘンデル当時のイギリス音楽史を体感するには見ておきたい、楽しい1枚です。こういうものは、視覚も動員しないと面白みが分からないですよね。)

032-"DON QUISCHOTTE IN HAMBURG"  ELBIPOLIS BAROCKORCHESTER HAMBURG   RAUM KLANG  RK 2502
(2005年録音。テレマン、マッテゾン、コンティの作品を収録。ドン=キホーテにまつわる音楽集で、作品は出色のものばかりです。)

リュートで「これは!」という1枚もあるし、バッハ一族の作品を集めた録音集などにもいいものがありますが、片付け過ぎて見当たらず。クリスチャン・バッハのオペラ、シンフォニア、ソナタなんか、大好きだったんですけれど・・・どこやっちゃったんだろう? (T_T)
テレマンももう少しご紹介したいところですが、聴きこんだというほどのものがないので諦めます。
ラモー、グルックについても同様です。とくにラモーは良い作品があるので残念ですけれど。

033-ハイドン:交響曲全集 ドラティ/フィルハーモニア・フンガリカ DECCA
(いまでは軽装パッケージで入手可能です。品番を確認するには引っ張りだすのがおっくう。(^^;
ホグウッドの演奏が出来るだけ入手出来れば、それがいちばん面白いのですが、ドラティ盤は、ハイドンの交響曲が全てこんなにも素晴らしい、ということを活き活きと知らせてくれた記念碑的な録音として、今でも色あせない魅力を持っています。)

034-ハイドン:弦楽四重奏曲全集 絵檻案弦楽四重奏団 DECCA  UCCD-9349/70
(録音1972年-1976年。)

モーツァルトと共に、管楽アンサンブルにもすぐれた作品をたくさん残しています。そちらも注目です。
声楽作品でも落とせないものが多々あるのですが、じっくり聴いていません。

035-モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」・36番「リンツ」・38番「プラハ」 スウィトナー/シュターツカペレ・ドレスデン PHILIPSのスウィトナーのボックスセットに収録。
(録音1970年。EMIから単独盤で出ていましたが、今はそのかたちでは入手出来なさそうなのが残念です。)

036-モーツァルト:交響曲第40番、第25番 ワルター/ウィーンフィル(ライヴ) 行方不明!
(ワルターが第2次大戦後ウィーンに一時帰ったときの熱狂的なライヴ録音です。モーツァルトを、というより、ワルターと再会したウィーンの人々の熱狂を聴く、という感じ。)

037-モーツァルト:歌劇「ポントの王ミトリダーテ」 アーノンクール/コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン (DVD)  Deutsche Grammophon  00440 073 4127
(1985年制作。モーツァルト初期の歌劇で、元のスコアには冗長なところがあるのですが、そうした部分を切り詰めて見応えのある映像作品に仕上げたという点で、監督に当たったポネルの手腕がいかんなく発揮された名映像です。)

038-モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 フルトヴェングラー/ウィーンフィル(DVD) Deutsche Grammophon  073 019-9
(1954年制作。ロマン派の伝統を受け継いだモーツァルト演出はどのようなものだったかを知る上で貴重な資料でもあります。)

039-モーツァルト:弦楽四重奏曲集「ハイドンセット」 ベルリン弦楽四重奏団(第1ヴァイオリン:カール・ズスケ) DENON  COCO-7740-42
(録音1971年。録音当時、最も規範的なモーツァルトの室内楽演奏だったものです。現在は別レーベルで輸入盤でしか入手出来ないかもしれません。モーツァルトを聴く、という意味でも、残念ながら、これ以後、この演奏を凌駕する弦楽四重奏曲の録音の存在を、私は知りません。)

040-モーツァルト:ヴァイオリンソナタ集作品2(全曲) シュレーダー(Vn.)/インマゼール(
Hammmerklavier)   deutsche harmonia mundi  BVCD 35082-3
(モーツァルト当時の状態に調整したヴァイオリンによるソナタ演奏では出色のものです。作品1のほうはヒロ・クロサキの名演がありますが、こちらは廃盤なのか、入手し損ねております。)

041-モーツァルト:ピアノソナタ全集 ピリス(1974年録音) DENON COCQ 84115-9
(たくさんのピアニストが全集を出していますが、まだういういしいピリスの音が個人的には好きです。)

042-サリエーリ:歌劇「タラール」 DEUTSCHE HAENDEL SOLISTEN(DVD) ARTHAUS  100 557
(サリエーリの歌劇映像では他に「ファルスタッフ」が入手できますが、この「タラール」は、彼がなぜモーツァルトを凌ぐオペラ作曲家と位置づけられていたかを雄弁に物語る作品です。)

043-サリエーリ:二つのピアノ協奏曲、「スペインのフォリア」による変奏曲 他 スパダ(PF. and Cond.)/フィルハーモニア管 ASV  CD DCA 955
(器楽作品は数が少ないサリエーリですが、ピアノ協奏曲はモーツァルトにも影響を与えた重要作です。「フォリアによる変奏曲」は数種の録音を見かけましたが、演奏の出来不出来が極端に洗われてしまう曲で、この盤のものが、最も安定して聴けると思っております。)

その他、モーツァルトからベートーヴェン当時にかけての同時代作曲家の作品もCDで入手し易くなりましたが、いまのところピント来るものに出会っておりません。ディッタースドルフなどはもっと注目されていい演奏も出てしかるべきでしょうし【ナクソス盤にシンフォニア集があり、ききました】、ハイドンと親しかった「アマチュア」プレイエルも多くの秀作を残していますから、ちょっと残念です。シュターミッツ【息子】やカンナビヒは聴き劣りがする気がしたのですが、演奏起因なのか作品起因なのかは判断出来ずにおります。歌劇で名を成したパイジェッロのピアノ協奏曲【ナクソス盤あり】なども面白いですけれど。クレメンティのシンフォニアも、本来は落とせない良い作品が揃っています。)

044-メユール:交響曲第1番・第2番・・・またもや行方不明! ナクソス。
(ベートーヴェンにも強い影響を与えた、革命期前後のフランスの夭逝した作曲家です。)

045-ベートーヴェン:交響曲第1番・第2番(全集から)ヴァント/北ドイツ放送響 RCA  BVCC 38152
(最初のこの2交響曲をこれほど「きちんと」音楽的に仕上げた演奏には、初めて出会いました。1986年、1988年録音)

046-ベートーヴェン:交響曲第3番「エロイカ」 ケンペ/ベルリンフィル EMI  TOCE-55437
(エロイカの管弦楽法の鮮やかさのみならず、和声の美しさを存分に引き出した演奏です。ルドルフ・ケンペや、今回登場しませんがフィレンツ・フリッチャイのような良心的な指揮者が早く亡くなったのは未だに残念なことに思われてなりません。)

047-ベートーヴェン:交響曲第4番・第7番・第8番(全集から) クリュイタンス/ベルリンフィル EMI  現在輸入盤のみ入手可能だったと思います。
(とくに第4番の美しさは比類がありません。驚嘆しました。なお、この全集はベルリンフィルが初めて自主企画したベートーヴェンの交響曲全集であり、指揮者にクリュイタンスを選んだのもベルリンフィルのメンバーたちでした。)

第5、第6は、これと決められる録音とは出会っておりません。

048-ベートーヴェン:交響曲第9番 クレンペラー/ニューフィルハーモニア管(DVD) EMI  5999349
(じつは、ベーレンライター版による校訂をあまり信用していないので、ベーレンライター版準拠のものはそれだけでアウト、にしています。が、CDではインマゼール盤などは好きです。アーノンクールの新録音は、「この人がなぜ?」と耳を疑ったのですけれど、歌唱法にベートーヴェン当時の習慣を考慮していませんでした。ありゃー。)

049-ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 フランチェスカッティ(Vn.)/ワルター/コロンビア響 SONY  SBK 47659
(この盤はオイストラフとオーマンディ/フィラデルフィアによるシベリウスの協奏曲を同時収録していました。いまはどんなかたちで出回っているか知りません。フランチェスカッティにすれば技術上は容易な部類であったはずのベートーヴェンの協奏曲が実に丁寧に弾かれており、感銘を受けて以来、この協奏曲の規範として聴き続けています。)

050-ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 スメタナ弦楽四重奏団 DENON
(なんで市中で見かけなくなってしまったのか・・・いちばん好きなアンサンブルが聴けましたのに!)

前半は以上ですー。後半・・・出来るかなあ。。。


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コメント

サリエリのクラヴィーア協奏曲は
シュタイアー/コンチェルトケルンの演奏を持ってますが、
モーツァルトに影響を与えたかどうかは正直「?」かと…。
個人的にはサリエリの器楽曲はあまり出来が良くない
ような気がしています。
メロディの才能は充分に感じられますが。

クレメンティはクラヴィーアソナタの良演をもっと
期待したいところですね。

メユールの交響曲はミンコフスキもなかなか良いですよ。

僕としてはボッケリーニやロゼッティがかなり注目株ですね。

投稿: Bunchou | 2009年11月 6日 (金) 14時46分

あ、これ、ダミー記事です。
ロゼッティ、じつは大好きだったりします・・・入れてなくってゴメンナサイ!!!
ボッケリーニは四重奏は学生時代によく「弾かされ」ました。さわやかですよね。
クレメンティのシンフォニーは演奏に加わったことがあります。良い曲です。

メユ−ル、そうですか。聴いてみよう!

サリエーリのは、むしろいわゆる「モダンオケ」で聴いた方が、「もうツァルトへの影響説」がもっともらしく感じられます。かつ、たしかにウィーンでどういう音楽を創れば自分は売れるのか、と熟考したであろうモーツァルトは、その点だけに傾注して確実に参考にしているのではないかと思われますが、いかがでしょうか? 音楽内容からの影響を受けたのではなくって。

投稿: ken | 2009年11月21日 (土) 00時17分

>その点だけに傾注して確実に参考にしているのではないかと

それはあると思います、というかあるでしょうね。
ただオペラはともかくウィーンの器楽曲に関しては、
サリエーリ以上に重要な人たちが目白押しですので、
影響に関してはやはり僕は懐疑的です。

彼の器楽曲に対してはモーツァルトへの影響云々を度外視しても、
やっぱり「あれ?」な印象が強いケースが多いです。
ハイドンやモーツァルト周辺に慣れていると
どうしても構成が甘すぎるように感じられてしまいます。
贅沢な悩みですが(笑)


>ロゼッティ、じつは大好きだったりします

おお、kenさんもお好きでしたか!
彼のシンフォニーはもっと録音されて欲しいと思います。
できればコンチェルト・ケルンで。
ある意味、ハイドンと似たような環境で創作していたと思われる
ロゼッティのシンフォニーは創意に富んでいて大好きです。
(コジェルフがそれに続く感じでしょうか。)

ボッケリーニは意外に難しいと思いますよ。
各奏者に要求される自発性の点では、
ハイドンやモーツァルト以上のものがあるように感じます。
なので学生に課す形で「弾かせる」のでは効果が上がらないような…。

投稿: Bunchou | 2009年11月27日 (金) 22時47分

サリエーリの本領はオペラで、それは彼自身も自覚をしているのですよね。
実際、「タルメラーノ」は映像が出ていますが、モーツァルトの「後宮・・・」以前のオペラと比較しても質の高いものだと私は思っております。
一方で、彼の器楽曲は演奏に恵まれていない点もあって、オーケストラのための「フォリア」の変奏曲は、まとまりがつかないままの録音が多いのが現状です。いや、サリエーリに限らず、ウィーン古典派のモーツァルト、ハイドン、ベートーヴェン以外の作品はいい演奏に恵まれていませんね(ディッタースドルフなどもそうですし)。
モーツァルトのひねり、ハイドンのウィットが、ある意味では水準を超え過ぎているのであって、当時の「フツウ」がどんなもんだったか、は、もっと知られるべきだし、虚心に感嘆されるべきものなのではないかなあ、と思っているのですが、こと録音となると、いい材料を見つけていないんですよねー・・・

ボッケリーニ、仰る通りかもしれません。
幸い、学生時代の先輩にチェロの名手が二人(!)いたので・・・仲は良くなかったのですが、音楽上ではたくさん教えられました・・・自分にとっては素晴らしい印象が残っています。
ただし、他の人とやっても話にならんので、以後やったことがありません。(内緒です!)

投稿: ken | 2009年11月27日 (金) 23時08分

ボッケリーニに関しては、アンサンブル415による
晩年のヴィオラ2本の弦楽五重奏曲のCDを持ってまして、
それを聴いた印象がある意味ですごく鮮烈だったことが大きいです。
芸術性よりも、アンサンブルそのものの活発さが深みを生み出してゆくタイプの音楽は、
ハイドンやモーツァルトの周辺にはあまりないものでしたから。

ウィーン古典派では、
ディッタースドルフは確かに録音に恵まれていなさそうですよね。
交響曲の分野でも重要な人物だそうですが、代表的な音盤の存在を聞いたことがありません。
コンチェルト・ケルンも標題的な作品を一曲しか録音していないようです。
この分野での重要度がより薄そうなコジェルフの交響曲の音盤の方が
質の高いものがあるのはどういうわけなのか、かなりナゾです。
(コジェルフのト短調交響曲はなかなかの良曲です。)
プレイエルとかも同様ですよね。
ナクソスから出ている弦楽四重奏曲集Op2は結構聴ける作品だったので、
もっと知りたいところです。

う~ん、言い出したらキリがない…。

投稿: Bunchou | 2009年11月28日 (土) 01時11分

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