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2009年9月26日 (土)

ブルックナー「第九」チェリビダッケとヴァント:音楽の愛し方番外1

メンデルスゾーンコーア & ハインリッヒ・シュッツ合唱団によるメンデルゾーン『パウロ』演奏会は10月2日、東京カテドラルにて。


紳士的名ギタリスト増井 一友さんのリサイタル(クラシックギター)は、11/21(土)東京:近江楽堂 5時開演 、11/28(土)大阪:ザ・フェニックスホール 5時開演です。素晴らしい音色をお楽しみ下さい!


赤津眞言さん他「フランス ヴァイオリン音楽の流れ」については、複数日程につき記事にリンクを貼りましたのでそちらをご覧下さい。


3・7・8・9(7から9は当面欠番)
101112131415
番外1 番外2


「音楽の愛し方」なるカテゴリを作っていろいろ考えようと思い、最初にとりかかったのが世の中の音楽はどう区分されているか、の現状を認識してみようという試みでした。

ですが、今日、とある映像にぶち当たって、
「・・・あのさあ、これも音楽なの?」
と、呆然としてしまいました。れっきとした「作曲家」さんのものですので、その方は「音楽」だと思っているのでしょう。すると、私のこれまでの観察からすれば、「古典音楽」に入ってしまうことになる。

容認出来ない自分がいました。

これだったら、前に採り上げたことのあるクセナキスのアクロポリスだかペルセポリスだかテクノポリスだかなんだか、阿呆なので忘れてしまいましたが、まだまっとうでした。

しかし、「作曲家」と名乗っている方の営業妨害も出来ませんでしょうから、見せて頂いた映像については採り上げません。
かといって、こないだ「区分」してみた自分の中では、こいつも音楽に入るんだなあ。
そう思ったら、阿呆の私もさすがに阿呆臭くなりました。

区分の中では「民族音楽」というのが残っているのですけれど・・・区分することに果たして意味があったのかどうか。いちおう、綴ってしまったものは仕方がないのでそのままにしますが、ちと先の続けかたを考えなおします。


で、番外を数回設けます。
オーケストラで勉強させてもらって来た劣等生ですので、オーケストラの映像のどこを見るか、から番外に入りたいのですが、その前にひと呼吸、が本日分です。

ここ2週間くらい、一つの交響曲の第1楽章だけを、憑かれたようになって何度も聴きました。スコアも、憑かれたようになって眺め続けました。
ブルックナーの交響曲第9番でして、取り憑かれたきっかけは、ギュンター・ヴァントの来日公演の映像を見たことでした。なぜ取り憑かれたのか、は、ですが、未だ言葉に出来ません。ずっと聴いていて、未だに音楽の流れそのものが飲み込めていませんし、スコアを眺めてもメッセージを知ることが出来ずにいます。
それでも、前にだって聴いたことのあるこの曲、ただ通り過ぎて来ていたのに、どういうわけだか私の心に急にピッタリ吸い付いて来てしまった。
吸い付いて来てしまったからには正体を見たい、と思っています。
どれくらいかかるか分かりません。

YouTubeに、この作品の、見ておいて損にならない映像が2種類ありますので、それをご覧頂きます。
それぞれ長いので、いらんことではありますが、前説を。

一つ目は、チェリビダッケのリハーサル風景(本番風景もちょっと現れます)と語り。
語りも耳を傾けるべきですが(最初そうだとは分からなかった、発音のキツいフランス語・・・ただし私には字幕でしか中身が分かりません)、リハーサルの中で彼がオーケストラメンバーに、指揮者であるチェリビダッケが音楽を作るのではない、メンバーである「あなた」が作るのだ、ということを何度も訴えているところ・・・その前後の音の変化、プレイヤーの奏法の変化を観察して頂ければと存じます。

二つ目は、日本では映像を入手出来ない、ギュンター・ヴァントがまだ70代のときの演奏で、リューベック大聖堂で収録されたもの。このときのヴァントは、死の前々年に来日したときよりまだ振りがきびきびしていて、それだけ見ていると来日時の指揮が鈍っているのではないか、と勘違いさせる可能性はあるのですが、そうではない。ヴァントの指揮の本質は本番での「振り」にはない、というところは、来日時のNDRの演奏映像、もしくは同じプログラムでの同じ顔合わせによる2001年シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭での映像と「聴き比べ」て頂くのがよろしいと存じますが、アプローチの方法が違うチェリビダッケと表面上は対照的ながら、迫った結果に共通のものがあるところを耳でとらえ目でとらえて頂ければ嬉しく存じます。

無駄話はこれくらいにします。
曲が長いからいいや、と思われる方は、チェリビダッケの2程度でスルーして下さい。

・チェリビダッケ1

・チェリビダッケ2

・ヴァント1

・ヴァント2

・ヴァント3


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