« 「古楽」は古楽にあらず・・・屁理屈概略 | トップページ | TMF:5月24日練習記録 »

2009年5月23日 (土)

アタマがよくならなかったらどうするクラシック

Ahoクラシック音楽の本棚も、つまらなくなったなあ、と思っているのは私だけでしょうか?

いちばんつまらなくなったのは、入門書と呼ばれる類いのもの。

まだ子供の頃手にとった音楽入門書って、いまみたいに「クラシック」だなんて枕は付いていなかったけれど、タイトルや、それで分からなければ中身をちょっとめくっただけで、「ああ、これはクラシックを扱ってるんだね」って分かるものばかりでした。

でも、今は「クラシック」って付いていないと、「クラシック」のことを書いた本だとは分からない。

じゃあ、めくってみて面白いと感じるか、というと、むしろ、腹が立つ気がしてくるのです。

・「サルにも分かる」・・・じゃあ、オレはブタだから分からん!
・「40歳から始める」・・・今年50になるから、いまさら御免蒙る!
・「頭がよくなる」・・・???

ずっとクラシック好きだったけれど、ここでほとんど毎日へりくつこねてるけど、私は決してアタマなんかよくなっていません。
でも、「頭がよくなる」というその本の著者は、頭がよくなったんだそうで、周りのクラシック好きもみんな頭がよろしいんだそうで、じゃあ、頭がいいのは何をもって証明されるのかというと、クラシック好きの人は、みんな、レベルの高い学校を出ているからなんだそうです。

ほう!

レベルの高い学校を出る人は頭がいいんですか!

知りませんでした!

でもって、この本をお書きになった「頭のい」い人は、楽譜なんかぜんぜん読めないんだそうです。
バカでアホな私は、ちょっとだけ楽譜が読めます。

でもって、
「こいつ、ワシよりアホやな」
と思うようなヤツが、私なんかより遥かに深く楽譜を読めたりして、
「アホなのにすごいやん」
と、素直に感動したりしています。

まあ、こんなアホ話、どうでもよろしゅうおまんが、私というアホも、私よりアホなアホも、ただクラシックが大好きで、愛しているから、楽譜を読むことも一生懸命覚えたし、アホやから上手くならへんけど、楽器を弾くことを覚えて来たんです。

クラシック好きやのにアホなのは、どう説明しておくれになんなさるんでしょう?

「哲学」を持ち出したって、「科学」を持ち出したって、「経済」を持ち出したって、それは大抵は表面を知っていたり専門用語を私らみたいに頭の悪いもんには意味不明になるように使いこなせたりするだけで、本当の根っ子のところは、愛してなければ分からんのじゃないの?(あ、これ、自分だ!・・・忘れよう!)

でも、レベルの高い学校を出るような人が「頭がいい」んだそうです。
そういう「頭のいい人」ってのが、「専門用語を表面的に、でも意味を聞かれたら答えられずに使っている」だけだ、という事実を・・・説明する義務は、クラシックを聴くと頭がよくなる、なんて本を書く人には、説明する義務はありませんから。はい、あなたを責めません。アホは頭のいい人を責める知恵は持ち合わせておりまっしぇんですし。そんな知恵、意味ないから、いらんし。


アホには、島田洋七さんのご著書のほうが、よーく分かります。

「なんや、こんなもん、当たり前過ぎやないケ」

島田さんの本をめくったら、そう感じました。だから、洋七さんには悪いけど、買いませんでした。
それでも、こっちの本の方が、ずっと好きです。

「アホになれば人生が明るくなる」 (トレビズ新書)

これを立読みして、
「え? これって、当たり前とちゃう! 素晴らしい!」
と思う一行に巡り会うあなたは、クラシック音楽の本なんか探すより、この本買った方がいいですよ!


|

« 「古楽」は古楽にあらず・・・屁理屈概略 | トップページ | TMF:5月24日練習記録 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アタマがよくならなかったらどうするクラシック:

« 「古楽」は古楽にあらず・・・屁理屈概略 | トップページ | TMF:5月24日練習記録 »