TMF:4月18日練習記録(弦分奏のみ)
齋藤友美賀ヴァイオリンリサイタル(2009年4月28日、市ヶ谷にて)、是非お出掛け下さい。
本日は土曜日昼間からの練習でした。昼間の前半は弦の分奏で「グレート」の第4楽章を、後半は全体で「運命の力」序曲と「グレート」第3楽章主部を練習しました。
恐縮ですが、本日は弦分奏分のみ記載し、残りは明日と致します。ご容赦下さい。
管楽器のかたにも参照頂くべき内容です(参加して下さったクラリネットMさん、ファゴットFさん、ありがとうございました)。
管楽器は夜に分奏で、見学しなければならないところ、いつもの通りの家庭事情で申し訳ございません。
弦分奏
「グレート」第4楽章
・付点八分音符は短く跳ね上げないで、それなりの重み付けによる長さを保つのです。
・二分音符は抜いていく感じですが、程度が過ぎないように注意しましょう。
・Aからの三連音は各拍の頭が旋律構成音であり、残りは修飾音です。旋律を壊さないように。
・シューベルトは「3がポイント」と言っていた演奏家がいます。その通り! 15-17な3つの二分音符が一単位(ただし最終音は次小節とタイで繋がれて付点二分音符相当の長さになっていますが)。
・70からはスタカートがついていますが、「短く」という意味ではなく、(先生の言葉通りではありませんが)さらさらと流して響きを作るという感じです。
・以上の部分の区切りは、スラーでひとつに括られた分が一単位です。70以降も従前です。区切りを明確に意識するように。
・78後半から82前半までは4拍相当分が一単位です。
・102からも同様ですが、弦は低い音の前半2拍が重要で、残り2拍は管楽器側が主題です(これも低音部を見れば役割の変化が浮き彫りになります)。
・105後半から113第1拍までも4拍相当分が一単位です(低音を参照すれば明らかです。ヴィオラ以上の方はスコアで確認して下さい)。
・114以降のfzは、次への推進力となるものですから、押さえつけず、跳ね上がっていくように。
・145から153のチェロ・バスは「旋律」です。
・169からは、弦楽器は木管の主題を心で歌えるようにしておいて下さい。
・201の転調に注意。
・249から4小節間は、「別もの」です(シューベルトの歌曲によくあるパターン。サンプル、探しておきますね。)
・285から293の1拍目までは、2つのヴァイオリンは3小節目(287)からはリズムが変わるにもかかわらず、ひとまとまりです。ヴァイオリンは2小節遅れでかたまりの中に参加する、というだけです。
・467からの主題(チェロ・バス)は、弓が速すぎてはいけません。ヴィオラから上のパートも、低音部に合わせたニュアンスで演奏します。(くさび形のスタカートであっても、「鋭角な」スタカートではありません。この時期の作曲家は鋭角な音にしたい場合ではなくても、この形状のスタカートを使用しています。)
・この部分、付点四分音符は響きを豊かに残しながら「浮かす」ニュアンスです(パート不問)。
・493からのヴァイオリンは、先行するヴィオラ以下の模倣です。
・Gから、従前。
・582(もしくは584)からのcresc.は、管楽器には一切記譜がありません(管楽器で記譜されているパート譜があれば、消去して下さい)。管楽器がだんだん積み重ねられていくことによって自然に聞こえるクレッシェンドです。実質上の開始は594からとし、ffを頂点とするのではなく、597までに「積み重なった」管楽器の総体的なディナミークまでのクレッシェンド(補記:記譜からの推定ですとmfくらいまででしょうか)に留め、弦楽器は597のffは新スタートです。(管楽器は付点リズムのあるパートは弦楽器と同じ、二分音符のパートは次の598が新スタートです。)
弦分奏の練習は、ここまででした。
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