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2009年4月13日 (月)

モーツァルト:1779年作品概観

齋藤友美賀ヴァイオリンリサイタル(2009年4月28日、市ヶ谷にて)、是非お出掛け下さい。



ここまで読んできたモーツァルト作品の個々へのリンクを作成し直しました。ご利用下さい。

パリ交響曲の読みに課題を残したままですけれど、そちらは引き続き勉強しようと思います。

前年パリで母を失ったモーツァルトは、父になだめすかされてザルツブルクへの帰路に立ちますが、さまざなな要因から感情が昂り、ザルツブルクへの憎悪まで催していた彼は、なかなかすんなりと帰ろうとはしませんでした。途中で久しぶりに出会ったクリスチャン・バッハの勧めでロンドンに同行しようとした形跡もあり、マンハイムにも行き(ここでアロイジアに失恋します)、いとこベーズレに付き添われて、この年の1月にようやく戻ったのでした。

西川著の作品表から拾いましたが、この年の作品は、前年とは一転して、ソナタ類は一切無いのが特徴的かな、と思いました。また、大司教への奉仕も再開されたからでしょう、教会音楽がまた作られています。
翌年にかけて、ザルツブルク期最後の傑作群が生み出されています。
作品断片が多いのも・・・残存する上で好条件があったからなのかもしれませんが、調べて分かるかな?・・・この年から翌年にかけてみられることです。

<教会作品>
・キリエ 変ホ長調 断片(24小節) K.322(年初。シュタードラーが補筆したものがある由)
・「戴冠ミサ」ハ長調 K.317(3.23)
・マニフィカト断片 ハ長調 K.321a
レジナ・チェリ ハ長調 K.276 (ただし、真正楽譜資料はなく、この年の作品かどうかは不明)

<劇音楽・声楽曲>
・ジングシュピール<ツァイーデ>2幕(未完) K.344(この年または翌年)
レシタティーヴォとアリア(シェーナ)<テッサリアの民よ/不滅の神々よ、私は求めはしない> K.316(1.8 パリ-ミュンヘン【コンラート説】)
レシタティーヴォとアリア(シェーナ)<だが、星々よ/岸辺は近いと望んでいた>K.368(1779-80、ザルツブルク【コンラート説】)

<管弦楽曲>
交響曲ト長調(序曲、第32番)K.318(4.26。1782-3にウィーンでトランペット追加)
交響曲 変ロ長調(第33番) K.319(7.9。1784/5頃、ウィーンでメヌエット楽章追加【コンラート説】)
ポストホルンセレナーデ および このセレナーデによる交響曲 ニ長調 K.320(8.9およびそれ以降)
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364(日付不明)
・ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための協奏交響曲 イ長調 断片(134小節)K.Anh.104(日付不明)

・・・協奏交響曲の創作の試みおよび完成は、パリで同曲種を聴いたことによって意欲をかき立てられたものでしょうか。


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