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2008年12月31日 (水)

ベートーヴェンの主題によるロンディーノ(クライスラー):好きな曲019

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・・・是非、お目通し下さい。



大宮光陵高校管弦楽部がSONYのウォークマン"Play You"のCMに12月13日から出演しています!
http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/sony-play-youcm.html

所用をこなしているうちに、日付が改まってしまいました。。。
本年も大晦日です。
もうひと記事綴るかどうか、迷いましたが、まあ、今年はこれでいいでしょう。
内容も、それにふさわしい演奏家に登場して頂くものとしましたから。

大学オーケストラでは協奏曲の経験は定期演奏会自体ではほとんどありませんで(1年先輩でしたらピアノ協奏曲をやっていました)、他所様へエキストラに行く時になら定番のようにピアノ協奏曲の伴奏はしましたが、それ以外の楽器のソロと合わせる、という経験は社会人になるまで待たなければなりませんでした。

0213d99e79c88d6aそんな数少ない、定期演奏会での協奏曲経験は・・・当時のメンバーにとっては奇縁だったと言えるでしょうが・・・2回、いずれも、今年1月に亡くなった江藤俊哉さんとのものでした。
私の場合は、1年の冬にベートーヴェン、4年の冬にブラームス、と、3大ヴァイオリン協奏曲(あるいは4大ヴァイオリン協奏曲)と呼ばれるもののうち2曲までを、ある意味で節目のときに、メンバーの小粒な一人としてご一緒させて頂いたのでした。
ベートーヴェンのときは、はじめて全曲のステージに載せてもらえたのでしたし、ブラームスは学生として最後の演奏会でした。

もともとヴァイオリンが弾きたいというよりは、オ−ケストラがやりたくて、いちばん人数が多いからという理由だけで私はヴァイオリンというものを手にしていましたから、江藤さんとのはじめての共演の時に、これも本当に初めて、自分が弾いている「ヴァイオリン」という楽器のものすごさを知らされたのでして、それは以前綴りました。

忘れ得ぬ音楽家:3)江藤 俊哉



4e6c4bf68c77ef2aヴァイオリンを、結局のところは、ほぼ独習で身につけた私にとって、そのころテレビでやっていた「ヴァイオリンのおけいこ」(タイトルが好きじゃあありませんでした)で、江藤さんが担当なさるときは中身が特別でした。素人目に(耳に、とも言うべきですが、視覚的にも)たいへん面白かったのです。残念ながら、家の中の番組争いで毎回は見ることが出来なかった(1台しかありませんでしたので、大人からニュースを見たいと言われればそれまででした)ことが、いまだに悔やまれます。少なくとも、江藤さんの説明を聞いていた限りでは、独習していて涌いてくる演奏法への疑問がすうっと解けた気がしたからです(ただし、実際に「解けた」通りになれたかどうかは別で、今思うと、難しいことを分かり易くお話するのが大変に上手でいらっしゃった反面、では独習の場合どう練習したらいいのか、までの説明はありませんでした・・・これは江藤さんに限ったことではなく、テレビという枠の中では仕方がなかったことですから、「分かり易かった」だけでも凄いことだったのですね)。

その江藤さんが「ヴァイオリンのおけいこ」を担当なさる時にテーマにしていたのが、クライスラーの、この作品です。江藤先生ご自身の演奏でお聴き下さい。

・ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
フィナーレ

このロンディーノ、
「実は主題はクライスラーのオリジナルだ」
ときかされて信じて来ましたが、最近お詳しいかたに伺ったら、ベートーヴェンの作品にこの主題を持つものが間違いなくあるのだそうです。ただし、それが何と言う曲なのか、私は知りません。ご存知でしたらご教示下さい。

また、この曲は、私自身、町内会の文化祭で家内の伴奏で弾いた数少ないもののひとつでもありました。

なお、クライスラーは、ヴァイオリン独奏に初めてヴィブラートを全面的に取り入れた(それでも録音を聴くと、それ以前のヴァイオリニストより使用頻度が「かなり高い」というニュアンスです)演奏家です。


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コメント

江藤先生と共演出来たってものすごい経験ですね。Kenさんの「音が見えた」という表現をとてもよく覚えています。

もう一度あの番組みたいです。たとえヴァイオリン弾きじゃなくても。NHKアーカイブという所へ行けば(川口市)見られるはずなんですけどね。

しかも江藤先生は「プロのプロたる所以」を十二分に心得た方でした。江藤先生は最初鈴木鎮一さんに習ったそうですが、

鈴木門下の第一期生に、もと東京外語大学長で中国問題の専門家、中島嶺雄氏がいらっしゃいます。

鈴木先生の何歳か記念コンサートの時に、かつての「弟子」たちが駆けつけて(アマもプロも)何か弾いたのです。

中島さんがドッペルか何か弾いて(どの程度上手いのか知りませんけど)ステージの袖に戻ってきたら、江藤先生はすかさず中島さんに、

「私より上手く弾かないで下さいよ」と笑われていたそうです。お人柄が偲ばれます。

ところで、忘れ得ぬ音楽家:3)江藤 俊哉のリンク先違ってますよ。「ちょっと酷評:「指揮者列伝」ふくろうの本」に跳んでしまいます。

投稿: JIRO | 2009年1月 1日 (木) 00時35分

JIROさん、あけましておめでとうございます。

取り急ぎ、リンク修正しました。ご指摘ありがとうございました。

それにしても、本当に、江藤さんは素敵な方でした。。。

投稿: ken | 2009年1月 1日 (木) 04時13分

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