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2008年10月 5日 (日)

10月5日練習記録

大宮光陵高等学校音楽科23回定期演奏会、是非お越し下さい。



このところ毎回の後半参加ですみません。
前半のハイドンについてはどなたにもお話を伺うのを失念しました。

後半、シューマン『交響曲第4番』第1楽章についてまとめます。

なお、前にも掲載しましたが、この交響曲の「初稿」の音をお聴き下さい。
今日、先生も話していらっしゃいましたが、シューマンの「オーケストレーション下手」は、後期ロマン派以降(おそらく20世紀初頭)の指揮者の誰かが言い出したことによる謬説でして、その一つの証拠が、この「交響曲第4番」初稿の響きです。
弦楽器と管楽器を重ね書きしていないため、かえって現行版より「貧弱」な感じがしないでもありません。
また、上の謬説を「真実」に思わせてしまう演奏は、シューマンの交響曲で最も有名な第3番「ライン」には数多くあります(スコアからイメージするほど色彩が分離されていない)。ところが、第4番については、古くはフルトヴェングラー、後にはカラヤン、バーンスタインが好んで録音しており、どれもが「色彩豊か」です(カラヤンは、ウィーンフィルとのリハーサルの映像も残しています)。
・・・とくにバーンスタイン盤をお勧めしておきます。(団外の方もお聴き頂ければ幸いです。但し、両方で25分程度お時間をとらせてしまいますが・・・)

・初稿の演奏:初稿=準・メルクル/NHK交響楽団(2006)
初稿
(モノラル化して掲載しておきます)EXTON OVCK-00263

・現行版の演奏:バーンスタイン/ウィ−ンフィル(1984)
 (前の記事ではフルトヴェングラーを掲載しましたが、こちらのほうがやはり鮮明かも。12分)
現行版
(モノラル化して掲載しておきます)Deutsche Grammophone 453 049-2



本日の練習(前回は9月6日、内容的に重複する指摘は省きます)
シューマン:交響曲第4番 第1楽章

*序奏のディミヌエンドは2拍目までにしてしまう(印刷上は3拍目まで伸びている)
  2拍の裏からファゴット、2ndVn.、Vlaに主題が登場するため。
*5小節目アタマの四分音符は長くしない。
*主部(29小節から)は4+3+3=4+(2+1)+(1+2)・・・スコア参照
*40小節目からの木管楽器に「スタカートがないが」との質問に対し
  前までの小節と同様(すなわち、スタカートありの演奏)と同様で構わない。
*「A」2小節目以降、四分音符の方が先行する16分音符より強くなってはいけない
*50小節目の2ndVn.、「速い」わけではないのだから落ち着いて。
*50小節でファゴットを除く管は一区切り(ファゴットは次への接続)
*73、74小節のクレッシェンド、ディミヌエンドを豊かに。
*83、84小節、ヴァイオリン、最初の2音とそのあとの刻みが分離しないように
*85小節、2つずつに「極端に」途切れないように・・・繰り返しあり。29小節に戻ります。
*「D」はチェロの怖いところだが(実際不安げな場所だが)、うろたえないで
*121小節(同様に195小節「G」)は弦楽器は押えて。管が主題。次小節が弦側の主題。
*Vla.172小節は83-84小節のヴァイオリンと同じ。

・・・主要な点は、こんなところでしょうか?
・・・あとは類推で可能だと思います。適切な音色になっているかどうか、には別途お気づかい下さい。

綴っていても参考にして頂けなければ意味がありませんので、
「綴ったって読まねーよ」
と言う場合には仰って下さい。無駄な記録は取りたくありませんので。・・・イヤミで言っているわけではありませんで、練習していて、「あ、読んで下さっているんだな」・「そうではないな」ということは、正直言いまして個別にはっきり感じ取っております。ただ、練習記録は一部の人が読むだけでは意味がないと思っております。読んで下さるくらいのかたには、ご自身でお考えになれるチカラもあります。遺憾ですが、読んで下さっていない方には、そうでないかたが多いと感じております。

考える「集団」であるためには、むしろ綴らない方が良いのかな?


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