« 「クラシック音楽」お仕事ヴィジョン(1) 初めの疑問と設問 | トップページ | 「クラシック音楽」お仕事ヴィジョン(2) 「クオリア」の誘惑? »

2008年9月 5日 (金)

モーツァルト番外:アレグリ「ミゼレレ」(付:音楽療法のポイント)

土日休みのかた、お疲れさまでした。
平日休みのかた、ガンバってくださいね。

昨日の続きを進めて行こうと思っていたのですが、時間及び疲労度の都合、昼間まとめるゆとりが無かったことから、今日は諦めました。

休まる音楽は無いだろうか、と、ふと思いついたのが、モーツァルトが14歳の時(1770年)、ローマで一度聴いただけで楽譜に書き留めてしまった、と長いこと伝説化されていた、この曲です。

グレゴリオ・アレグリ「ミゼレレ」
ミゼレレ
タリス・スコラーズ "The essential TALLIS SCHOLARS" Gimell CDGIM 201
・・・12分半かかる曲です。目をつぶってゆっくり浸って下さいね。


以下、蛇足。

システィナ礼拝堂の門外不出の作品でしたから、モーツァルトが一度聴いただけで完全に記憶して楽譜に書きあげたというのが事実なら奇跡的なことでした。
実際には、このときのイタリア旅行で師事したマルティーニ神父の所蔵していた楽譜をあらかじめ見ていた可能性も示唆されていますし、少なくとも姉ナンネルの日記から分かるのは、モーツァルトは宿に戻っていったん楽譜を書いた後、またそれをミゼレレ再演時に持って行って点検し、修正をした、という事実です。・・・まあ、それでも、かなりすごいことなのですけれど。


実は、今日は娘のトロンボーンレッスン日で、連れて行って待っている最中に、スタジオのあるお店の売り物だった「音楽療法」関係の本を読んでいました。
簡単にまとめると、この本による音楽療法のポイントは3つ。

・音楽療法を施す相手の人(つまり患者さん)が元気だった時期の「歌」が、その当時のオリジナル歌詞で歌われたり(明治・大正の歌詞が大正・昭和に入って代わってしまっているケースもあるし、昭和だったら昭和の、平成だったら平成の間だけでも例はあるでしょう)、患者さん自身が歌ったりすることが効果を発揮する。同じ曲でも、ソノ患者さんの元気な時の歌詞と違ったもので歌われると効果がない。

・「動く(踊ったり、演奏に参加したり)」ことと「静かに聴く」ことの混合が、情緒を安定に導く

・季節に関係のある曲(歌謡曲でも民謡でもポップスでもクラシックでも、なんでもいい)を、その季節に「音楽療法」に用いなければ、効果が期待できない。(季節に関係ない話をしながら季節に関係ない曲をいっしょに歌ったり聴かせたりしても、何の効果もない・・・その季節に合った話をしながら、その季節にはまったく関係ない曲で同様のことを行なっても、やはり効果がない・・・春には春の、夏には夏の、秋には秋の、冬には冬の話をしながら、その季節の曲をいっしょに歌う、または「そういう曲なんですよ」と伝えながら聴かせると、情緒に大きな改善が見られる)

こういう特徴は、「音楽療法」という側面だけでなく、私たちがコンサートのプログラムを組んだり、どんなかたちでコンサートを演出するのが効果的か、という上でもヒントになるのではないかと思います。

もうひとつ大切なことは、「音楽療法」ではなく「コンサート」そのものを目指す場合には集客の為の有効な広報活動が必要なはずだ、という点で・・・そのことの片鱗には、上手くいきましたら明日触れてみます。


それにしても、ニフティはせこい。
容量制限は9月8日からかける、と広告しておきながら、どうも昨日までのうちに制限をかけてしまったようで、これは顧客に対する背信行為ではないでしょうか?

まあ、有り難く使わせて頂いているので、これ以上文句はいわずにおきますが。


L4WBanner20080616a.jpg

クラシックCD検索に便利!バナーをクリックして下さい!

|

« 「クラシック音楽」お仕事ヴィジョン(1) 初めの疑問と設問 | トップページ | 「クラシック音楽」お仕事ヴィジョン(2) 「クオリア」の誘惑? »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: モーツァルト番外:アレグリ「ミゼレレ」(付:音楽療法のポイント):

« 「クラシック音楽」お仕事ヴィジョン(1) 初めの疑問と設問 | トップページ | 「クラシック音楽」お仕事ヴィジョン(2) 「クオリア」の誘惑? »